サイトトップへ

サイト
トップへ


現在位置: carview! > 編集記事 > 試乗記 > ゴルフオーナー吉田 匠 新型ゴルフVI最終評価

ここから本文です

ゴルフオーナー吉田 匠 新型ゴルフVI最終評価

新しいフォルクスワーゲンデザインの広告塔の役目

アルファロメオのチーフスタイリストだった時代に、アルファ156を世に送り出して一躍脚光を浴びたイタリア人デザイナー、ウォルター・デ・シルヴァ。彼がアウディのチーフを経てフォルクスワーゲンのデザインを統括する立場になったとき、まず着手したのがフォルクスワーゲンデザインの再構築とそれによるイメージチェンジだった。

そのためにデ・シルヴァは、ここ数年フォルクスワーゲンの顔を形作ってきたワッペングリルを廃止し、それに代わってゴルフIのイメージを受け継ぐ水平基調のグリルを採用する方針を確立、それをまず一足先にデビューしたニューシロッコに用いて世に出したのに続いて、ゴルフVIにも応用した。つまりゴルフVIに与えられた極めて重要な使命のひとつは、そのエクステリアデザインによってフォルクスワーゲンの新しい「顔」を広く世に知らしめることにあったのではないか。ゴルフそのもののデザイン変更よりも、フォルクスワーゲンデザインのイメチェンを広く世に知らしめるための広告塔である。

と同時にゴルフVIは、インテリアにも変化が見られる。明確に変わったのはダッシュボードの雰囲気と質感で、メーター類やスイッチ類の配置といった機能的な部分は基本的にゴルフVのスタイルを踏襲するものの、ダッシュボード表皮の質感やデザインはゴルフVとは明らかに変わって、見る者に一段と上質な印象を与えるものになった。

こうして、基本的なディメンションを変えぬまま表面のデザインを変えて、フォルクスワーゲンの新しいプロダクツのスタイリングデザインに対する人々の印象を一新させるのが、ゴルフVIの重要な使命のひとつだったのではないかと思われる。

コメントの使い方

みんなのコメント

ログインしてコメントを書く

査定を依頼する

メーカー
モデル
年式
走行距離

おすすめのニュース

サイトトップへ

ログイン

中古車探しをもっと便利に

  • 中古車お気に入り管理
  • おすすめ中古車の表示

あなたにおすすめのサービス

メーカー
モデル
年式
走行距離

関連サービス

メールマガジン メールマガジン