ボルボ伝統のワゴン・エステートが味わい深い。V90に90周年の特別限定車

V90 90th アニバーサリー エディション（限定車）

960SX エステート

FRレイアウトを採用するボルボ・ワゴンの最終モデルが「960」シリーズで、1990年～1997年にかけて生産され、モデル末期は名前を「V90（※セダンはS90）」と変えながら1998年まで生産されている。「240」ほどではないものの長寿モデルで、基本形は1985年に発売された「760エステート」まで遡ることができる。姉妹モデルは4気筒を搭載する「940」シリーズ。1995年のビッグマイナーチェンジではシャシーにも手が入り、最高級モデルだった960のリアサスはマルチリンク式に改められている。エンジンは3.0L直6で、後に2.5Lが追加。ボルボはその後「850」シリーズでFFレイアウトを採用するが、FR特有の小回り性の良さなどから根強い人気のあった900シリーズは、しばらくの間併売されている。