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リンカーンMKX 個性も迫力もアメリカンサイズ

圧倒的なボリューム感

今から約1年前の11年3月にフルモデルチェンジを果たし、超ド級の迫力と存在感を備えてきたリンカーン「MKX」をなぜ今頃…? 僕の答えはシンプルで、注目しておきたいモデルだから、である。このMKXはいい意味で、多くの方の予想とは異なるクルマとしての完成度を感じるからだ。

リンカーンは、若い方には馴染みの薄いブランドかもしれないが、アメリカのクルマ社会を牽引してきたブランドであり、特にアメリカンラグジュアリーの世界をキャデラックと切磋琢磨しながらつくってきた。古くからフォードグループに属し、グループ内でも高級車のフラッグシップブランドとして君臨している。

日本には今現在、ナビゲーターという超ビックSUVと、このMKXの2車種のみが正規導入されている。実車を前にすれば一目瞭然だが、本国で発売されているセダンのMKZやMKSを含め、リンカーンは見た目のボリューム感が凄い。特に縦方向に重厚感を出しボディをひと回り大きく見せるデザインが上手い。結果として混雑した駐車場でも、周りのクルマに馴染むことの無い独自の雰囲気を漂わせて、どこに停めてあるかすぐに解るほどだ。

しかし、今回注目してほしいのは、そういったルックスの魅力ではない。リンカーンMKXの注目すべきは中身にある!

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