日本導入は7月予定! シボレー・キャプティバ
掲載 更新 carview! 文:まるも 亜希子 /写真:井上 雅行
掲載 更新 carview! 文:まるも 亜希子 /写真:井上 雅行
ヨイショと登る感じの運転席に収まると、適度なフィット感と広々とした視界が心地よかった。プッシュボタンスタートや電動パーキングブレーキは、コクピットのスペース効率を高めるのにも一役買っている。エンジンはガソリンが2.4リッター直4と3.0リッターV6、ディーゼルが2.2リッター直4の3タイプあり、日本には恐らく2.4リッターが導入されるはずだが、今回はディーゼルの試乗車となった。ミッションは6速ATで、自動でトルク配分を行うアクティブ・オンデマンドAWD、3列7人乗りのモデルである。他にFFや5人乗りモデルも存在するが、今回はそれらの姿はなかった。
GM韓国本社から街中へと出ると、ゴチャゴチャした片側3車線の道でも扱いにくさはほとんど感じない。マックストルクが4600rpmとやや高めだからか、発進時には重厚さがあるものの、すぐにグイッと力強く速度にのり、どんどん軽快感が増していく。その加速フィールはディーゼルと言われなければわからないほど、上質でスムーズだ。高速にのると、強めに踏み込めば瞬間的に3500rpmあたりまで上がり、余裕の追い越し&クルージング。音が静かなことや、乗り心地が硬さと柔らかさのちょうどいいバランスを保っていることに感心した。
そしてキャプティバには、ボタンひとつでエンジン出力やシフトタイミングなどを制御する、エコモードが備わっている。高速上で押してみると、途端に回転が2500rpm以下に抑えられた。足先にやや抵抗を感じるので、自然とアクセルワークも穏やかになるが、のんびり走るにはちょうどいいかもしれない。街中ではまったく不満はなく、常にエコモードでいいと思ったほどだ。
室内はライバルと比べて驚くほどの広さではないが、スタジアムレイアウトで2列目は快適だし、3列目は大人でも背もたれが肩の上までくるから、すっぽりと包まれる感覚だ。ワンアクションで簡単にフラットになる荷室は、フロアは高いものの積載力は十分。ポケッテリアでも、1リットルのボトルが入るカップホルダーがあるところなど、ワイルドでいい感じだ。
約2時間という短い試乗だったけれど、その実力にかなりの手応えを感じたキャプティバ。日本では落ち着いたイメージの多い輸入SUV勢の中で、若々しい魅力が際立ちそうな予感だ。
ログインしてコメントを書く
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
トヨタの新型EV『bZ3X』に採用、エアコン送風口に「超薄型レジスタ」…豊田合成が開発
電気自動車の新たな可能性を見出す痛快BEVスポーツ。ル・ボラン編集部が選ぶ! 「EVアワード」ヒョンデ・アイオニック 5 N
「BEVは雪道に強い」はホントか。ボルボの後輪駆動BEV、EX30でモーター駆動制御の所作を体感
「これがジャガー?」ポップな丸文字ロゴに昔からのファンはビックリ! 英国の伝統「ジャガー」が新たに目指すものとは?
角田裕毅、F1開幕戦初日は4番手好発進! しかしチームも平常心「バランスも特に問題ない。集中し続けていくだけ」
光岡『ファイナル ヒミコ』発表、17年の歴史に幕 中古車ベースで生産
キモチいいステーションワゴン!──新型トヨタ クラウン・エステート試乗記
10%の英ドライバーは故障につながる、ある単純な部品を一度も点検していない!?
バイクのある日常をテーマにしたイラスト展「HAVEABIKEDAY.Vol.7」がユナイテッドカフェ世田谷店で3/19~31まで開催!
新しい「“マイナ”免許証」まもなく交付スタート! これまでにない「カード一体化」でどんなメリットがある? 「更新が楽」「ちょっと安くなる」ことも 特徴は?
ランエボ使いが[ドイツ製スポーツカー]を20年以上も相棒にした本当の理由ってなんだ?
「フォルクスワーゲン・IDバズ カーゴ」が「フリート ニュース アワード 2025」で「ベスト スモール バン」に選出
【実際どうなの?】「WR-V」オーナーのガチな本音…コスパは魅力的。でもやっぱり“割り切り”が必要!
「ジムニー」の“進化”を大胆予想。軽、3ドアのシエラ、5ドアのノマドときたら…次はピックアップトラックで決まり⁉︎
やっと出た「エステート」にもマット塗装追加! “ザ・クラウン”でしか買えない特別仕様車は今夏発売
【やっと】「エステート」発売。フルフラットな広大ラゲッジで史上最もアクティブなクラウン…635万円から
欲しくても買えない…注文殺到で長納期化の「ランクル」や「ジムニー」。なぜメーカーは増産しないのか?
レクサス「LM」が前年比477%増と売れまくり。1500万円超の高額車をヒットさせるトヨタの“したたかさ”
“トランプ関税”で次期シビックがメキシコ産から米国産に?「アメリカ・ファースト」が日本車に与える影響とは
【1年半遅れ】今春登場の新型「ムーヴ」…HEVナシ、20万円値上げも“スライドドア採用”で一発大逆転へ
「やっちゃえ日産」よ再び! 余計なお世話は承知の上で、今必要なのはe-POWERだけじゃなくてこんなクルマ
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!