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未来型アイサイトはここで生まれる。新コースで「BRZ STIスポーツ」に乗った

未来型アイサイトの実用化に向けたテストコースを新設

さて、その問題が発覚する少し前の10月某日、自動車メディアを対象とした「SUBARUテックツアー・第7弾」が開催され、大改修が完成した北海道の美深(びふか)テストコースが公開されたほか、同社が重要部分の製造を担うボーイング787の体感フライトが実施された。

スバルは寒冷地での性能評価、雪上試験などを目的とした開発拠点として同テストコースを1995年に開設した。総敷地面積361ヘクタール。2003年に高速周回路を増設してからは年間を通じてさまざまなテストを実施してきた。

今回の改修では、全長4.2kmの高速周回路に、実際の高速道路に存在するような緩やかなカーブ、インターチェンジやサービスエリアを想定した分合流路、4車線区間、北米のフリーウェイを想定したコンクリート舗装路を新設した。また片側1車線の対面通行を想定した道路、右折レーンのある/ない交差点やラウンドアバウトを再現した市街地路も新設した。

改修の目的は一にも二にも高度化する運転支援技術に必要な技術開発のため。同社は2020年にステレオカメラを使った運転支援技術のアイサイトにデジタルマップ、GPS、レーダーなどのデバイスを組み合わせ、より高度な運転支援を実用化することを公表しているが、その実用化に向けたテストを新しい環境で加速するという。

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