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フェラーリFF、純白のバージンロードを疾走!

スノードライブも官能的

FFの氷上&雪上ドライブが予想以上に官能的だったのはいくつかの理由があるはずだ。まずは電子制御以前の基本性能が高いこと。AWDでもリヤ荷重が53%も与えられているので、リヤタイヤが発生するトラクション性能が非常に高いことが挙げられる。

雪道はミクロで見ると表面は凸凹している。ダンパーなどのロードホールディングがよくないとタイヤの接地性が悪化する。その意味ではフェラーリがこだわるマグネッティックライドのダンパーも雪道でうまく機能しているようだ。

FFの4つのドライブモード(スポーツ・コンフォート・ウェット・スノー)は6つのパラメーターによって制御される。

1つ目はF1-Tracと呼ばれるトラクションコントロールで、重要な機能を果たしている。タイヤの滑り(回転差)を検知し、スロットルを制御するだけでなく、滑ったタイヤにブレーキをかけることでトラクションを確保する。

2つ目はF1-Tracと連動するE-DiFFで、電子制御で後輪左右へのトルクを制御している。さらにフロント側にもE-DiFFが組み込まれている。

3つ目は前輪へのトルク配分を大元で制御する4WDシステムで、前後輪の回転数差を見ている。

さらにマグネティックダンパーのSCM、ツインクラッチの変速制御を担当するF1 DCT、横滑りを制御するESCで6つ目。これらのパラメーターがFFの総合的な走りの頭脳だ。

右の表は詳しい資料から作ったパラメータと各走行モードの関係をレーダーチャートにしたものだ。内側にいくほどスポーツ走行に相応しいバランスで、外側がもっとも安定する保守的なスノーモード。これを見ると分かるが、トラクションコントロールとE-DiFFが見事な連携プレイを行っている。

技術的には599や458ですでに完成していたが、FFではこれにAWD制御を合体させたわけだ。つまりフェラーリFFはフロントエンジンの599の最終形とも言えそうだ。FFの官能的な走りは基本性能と電子制御が高度にバランスした結果得られたのである。技術的にも驚くほどの先進性を持っていると言えるだろう。

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