ニュル7分台。アルファ ステルヴィオ クアドリフォリオのSUVとは思えぬ速さは買いか?
掲載 更新 carview! 文:五味 康隆 /写真:小林 俊樹
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そのレスポンスの背景には基本は後輪駆動として走り、フロントはリアが滑った時にだけ働く4輪駆動システムを使っていることが挙げられる。そのため旋回フィールが軽快で、走行スピードが上がっても俊敏な感覚が失われない。リアの左右の駆動力に差をつけて積極的にクルマを曲げるベクタリングも効いているのだろう。
“だろう“話ばかりになるが、限界特性が高すぎて、一般道のインプレッションはこれが限界なのだ。何にせよ、軽快に、俊敏に、レスポンス良く、刺激的で気落ちがいい。ステルヴィオ クアドリフォリオの走りを、落ち着きのない動きをと捉えるユーザーもいるかもしれないが、慣れてくるとイメージに直結するように動く快感がある。そもそもスポーティな味付けのノーマル・ステルヴィオがあるので可能なクアドリフォリオの味付けとも言えるが、適度に抑えられたロール量で、リアが若干沈み込むFR的旋回姿勢で、アクセルを踏むとベクタリング機能によってさらに旋回力を増しながら、これ以上だとリアが横滑りしそうというところでフロントタイヤが前輪をグイッと強烈に引っ張り出す。この一連の動きがレスポンス良く鮮明に感じられる乗り味は癖になりそうだ。旋回性や加速力と比較してブレーキ弱いのは残念だが、サーキットを走ってみたいと思わせる最強最速のSUVモデルだった。
日本での価格は1167万円と発表されている。同じプラットフォームを使いFRでセダンの「ジュリア クワドリフォリオ」は1132万円なので、本モデルはお買い得と言えるかもしれない。ライバルは「ポルシェ マカン ターボ」(1100万円)や「メルセデスAMG GLC63 4マチック+」(1247万円)で、マカン ターボはほぼ同価格。内装の質感などでは負けてしまうが、軽快さや俊敏な走り、旋回力といった運動性能ではステルヴィオ クアドリフォリオは十分すぎる魅力を備えている。この手の速さや刺激に価値を見いだせるユーザーにとってはコストパフォーマンスが良いオススメモデルとなるだろう。
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