ベントレーコンチネンタルGTの内装は職人技。モデル別の特徴もチェック【購入ガイド】
掲載 更新 carview!
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車に興味がある人であれば、だれもが一度は乗ってみたい高級車。イギリスの老舗高級車メーカーであるベントレーは、うっとりするような贅沢で気品のある名車を数々生み出してきました。
こだわりぬいた内装で定評があるベントレーには、どのような特徴があるのでしょうか。ベントレーが用意しているラインアップの中から、コンチネンタルGTに的を絞って、その魅力を調べてみましょう。モデル別の特徴もご紹介します。
目次
1919年に設立したベントレーは、高級スポーツカーブランドとしての地位を確立し、長年にわたり愛され続けてきました。ラインアップの中でも人気が高い車種は、ベントレー コンチネンタルGTです。
2003年にコンチネンタルRの後継モデルとして誕生した、2ドア4シーターの世界最強高級クーペといわれています。芸術品や工芸品とも評される内装は、具体的にどのような技や特徴があるのか調べてみましょう。
ベントレー コンチネンタルGTの内装で印象的なのは、シート表皮やドア内張などに施された刺繍ではないでしょうか。「ダイヤモンド・イン・ダイヤモンド」と呼ばれるステッチデザインは、ベントレーのこだわりです。
ひとつのダイヤモンド模様に専用ミシンで712針縫うという手作業を、専属縫製チームが一台一台丁寧に7時間以上かけて行っています。キャビン全体に施されるステッチは約30~40万針といわれており、まさにクラフトマンシップです。
考え抜かれた複雑ながらもモダンなダイヤモンドステッチが、内装のラグジュアリーさと洗練性を最高峰にしています。
コンチネンタルGTに使用されている内装レザーは、9種類の北欧雄牛の革が使用されています。縫い合わせる糸の長さは、一台につき長さ2.8kmほど必要です。おおよそ10~11頭分の革が使用されている計算になります。
レザーにはさまざまな種類があり、厚さや肌ざわりなどが異なることをご存じでしょうか。ベントレーが使用している雄牛のレザーは、厚みがある硬くて丈夫な種類を使用しており、耐久性に優れています。
内装レザーパネルの裏側を見ると、内装の刺繍を縫製した職人のイニシャルが記されており、ベントレー独自の高品質を証明している印です。
ベントレー コンチネンタルGT内装のこだわりは、素材選びにも表れています。ウッドパネルに使用している幅広い種類の木材は、ベントレーの木材専門スタッフが世界中から厳選して調達しました。
まっすぐな木目やタモ・アッシュの繊細な木目など、独自の厳格な基準に適した木材が使用されています。木目調に加え、ピアノブラックやリキッドアンバーなど、年式やグレードによりウッドインテリアが異なることも魅力です。
センターコンソールには、ブライトリング製のオンボードクロックが装備されています。ただし、ベントレーとブライトリングは2021年末にパートナーシップを解消しているため、今後のモデル以降については注目しましょう。
コンチネンタルGTは、グレードごとに内装はどのように異なるのでしょうか。2022年5月現在、コンチネンタルにはセダンとコンバーチブルの2種類モデルが用意されています。
セダンのグレードは、V8・スピード・マリナー・S・AZUREの5種類です。ここでは、代表的な3つのグレードの主な特徴を解説します。(以下は2023年4月時点の情報です)
ベントレー車を購入する際には、ボディカラーのみならず、内装面でも多様な選択肢を行えることが特徴です。内装レザーの色合い・ステッチカラーなど、自分の希望に沿った室内空間を実現できます。
コンチネンタルGT V8では、内装レザー仕様をカラースプリットA~Eの中から選択可能です。内装色のMAIN HIDEは14色、SECONDARY HIDEは11色の中から選べます。
内装カラーに加え、ウッドパネルの選択肢も多く用意されています。豊富なボディカラーから選んだ外観と内装色のカラー・素材を自分好みに仕上げたら、豪華で優美なコンチネンタルの完成です。
コンチネンタルGT スピードには、6.0L ツインターボチャージド W12 TSIエンジンが搭載されています。グレード名どおりの非常に優れた動力性能が特徴です。他モデル同様、快適性・利便性・豪華性において優れています。
ボディカラーは、V8グレード同様大きく分けて7色のカテゴリ、さらにカテゴリごとに9~19色の豊富な選択肢から選択可能です。
内装レザー仕様やウッドパネルも選択できます。内装カラーは、V8同様カラースプリットが用意されており、MAIN HIDEは22色・SECONDARY HIDEは10色のラインアップです。
シートの色だけでなく、ステッチの色が変わるだけで受ける印象がずいぶん異なります。画像で確認してみましょう。
コンチネンタルGT マリナーは、さらなるラグジュアリーの極みを追求するべく、コンチネンタルGTをベースに開発されました。世界最古といわれているコーチビルダーであるマリナーが、クラフトマンシップの手作業で製造した車です。
9種類のカラースプリットが用意されています。いずれも、日本車とは異なる独特の魅力的なカラーコンビネーションです。V8・スピードの2グレードとは異なり、マリナーのために開発されたカラーリングとなっています。
ステッチ・レザー・アクセントのカラーを、それぞれ好みに合わせて選択可能です。ベントレーの専門デザイナーチームとともに、カラー・素材・オプションを選択し、世界で自分専用のコンチネンタルGTを作り上げましょう。
使用していくうちに味わいが出てくる本革シートを長く良い状態に保つためには、上手な手入れをしなければなりません。
大抵の場合、自動車シートにはセミアニリンレザーまたはピグメントレザーが使用されています。素材により手入れ方法が若干異なるため、愛車の革素材を確認しましょう。
繊細な素材のセミアニリンレザーである場合は、極力水拭きを避けることが必要です。万が一雨などで濡れた場合は、すぐに拭き取りましょう。その後、自然乾燥させます。汚れが目立つ場合は、ケミカルを使用して手入れ可能です。
高級車として知られるベントレー コンチネンタルGTは、所有している喜びを味わえます。こだわりぬいた外装・内装デザインを考慮すると、新車価格が高価であることも納得できるのではないでしょうか。
予算を抑えたい場合は中古車購入を検討してみましょう。最新の中古車相場や実際のオーナーレビューをご紹介します。
2023年4月現在、コンチネンタルGTの中古車相場は、239.9万円~3,880万円です。コンチネンタルGT コンバーチブルは、2,779万円~3,680万円が中古車相場となっています。コンバーチブルは流通台数が少なめです。
走行距離が少ない良質な中古コンチネンタルもあります。中古車を選ぶ際は、外装・内装のカラーを確認しましょう。
実際にコンチネンタルGTのオーナーは、どのような感想を抱いているのか気になるのではないでしょうか。
carview!では『とにかく内装が素晴らしいです。動かなくても見ていて満足の一品です』という声が投稿されています。高級家具を購入した場合のような満足感が伝わる声が多数です。
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