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M2の後継、コンペティションのキレ味は初代M3の再来だ

M2の後継モデル、走りは黄金時代のM3を彷彿させる

その昔、国産タイヤメーカーがグループAのタイヤ開発のために、欧州の名門チーム・エッゲンベルガーと組み、「フォード シエラ RS コスワース」でニュルブルクリンク(新コース)を戦った時のことだ。私のシエラはワークス2台に続いて予選は3番手、タイヤもまずまずのパフォーマンスだったが、20ラップほど走ってタイヤのグリップがダウンし始めると、ラップタイムが落ちてきた。

ふとバックミラーを見ると、クラス下の「BMW M3」軍団がまるでハチの巣から出てきたように、私のシエラに襲いかかってくる。彼らは2.3L自然吸気なので、馬力とトルクでは2.0Lターボエンジンを積んだシエラが圧倒していたが、M3軍団はますますラップタイムを上げてくる。

ピットのサインはペースアップの「↑」。だが、体力と気力が底をつき、私が駆るシエラはM3軍団に飲み込まれた。その時からカミソリのようなハンドリングのM3は、私のレース観を変えてしまったといえる。

それから四半世紀が経ち、時代の要請もありM3はパワーウォーズにのめり込んでいった。しかし、「M2 クーペ」の後継モデルとして登場した「M2コンペティション」は、あの時のM3を思い出すような走りを見せたのだ。テクニカルなコースで知られるスペインのアスカリサーキットが舞台となった試乗会からレポートしよう。