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近藤真彦参戦、弱点克服、夢のCO2回収装置…今年も水素カローラ進化が止まらない【S耐富士24hレース】

近藤真彦参戦、弱点克服、夢のCO2回収装置…今年も水素カローラ進化が止まらない【S耐富士24hレース】

左:新型の異形(楕円形)タンク、右:旧型の円筒形タンク

地味ながら大きな一歩を踏み出した“異形燃料タンク”

地味ながら大きな進歩となったのが、2番目の異形燃料タンクの採用だ。

従来は円筒形のタンクに加圧した液体水素を搭載していたのだが、今回は楕円形のタンクへと変更することで容量が220L(+70L)へと増加した。

素人目には“たかがそれだけ”と思ってしまうが、聞けば、現状自動車に液体水素を燃料として搭載する法律(ルール)が整備されていないため、(加圧しているとは言え)さほど高圧ではないにも関わらず、「高圧ガス保安法」の「容器保安規則」に基づいて円筒形のタンクを搭載していたんだという。

今回は、自治体と連携することで“円筒形ではないタンク”の使用を認めてもらったそうだが、国のルールが変わったわけではなく、あくまでも自治体から許可を得て使用しているので、別の県で行われるレースでこのタンクを使用する場合は、再度開催場所の自治体との調整が必要になるそうだ。

「異形タンクが認められたこともすごいですが、(前例ができたという意味で)本当に大きな一歩(伊東氏)」

今回はかなりの安全マージンを取って楕円形を採用しているが、実証実験を繰り返し安全性が担保されれば、ゆくゆくは現在の自動車の燃料タンクのような複雑な形状にすることも夢ではないという。そうなれば航続距離が大幅に増加し、一般ユーザーも使いやすいスペックになるかもしれない。

GRカンパニーのプレジデントを務める高橋智也氏も「クルマ、インフラ、法整備。この3つが同時に進まないと水素社会は実現できない」と話すように、一見地味な改良だが、ニール・アームストロング氏の言葉を借りれば、この小さな一歩は人類にとっての大きな一歩になるかもしれない。

(次ページに続く)

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