100万円台半ばで手に入る! トヨタ86を中古で買う際の選び方
掲載 carview! 文:伊達軍曹/写真:トヨタ自動車 149
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まずはトヨタ 86というモデルについての簡単なおさらいから。トヨタ 86は、企画とデザインをトヨタが行い、スバルが開発実務を担当したFRスポーツカーとして、2012年2月に発表されました。
ボディサイズは全長4240mm×全幅1775mm×全高1300mm(アンテナ取り付け部15mm含む。ルーフ高は1285mm)で、乗車定員は4名。スバルが開発実務を担当したクルマではありますが、駆動方式はフルタイム4WDではなくFRです。
搭載エンジンは2Lの水平対向4気筒自然吸気で、スバル由来のブロックにトヨタの直噴システム「D-4S」を組み合わせています。徹底的なまでに低い位置に搭載された水平対向エンジンのスペックは最高出力200ps/7000rpm、最大トルク20.9kgm/6400~6600rpmという程よいもの。2名乗車時の前後重量配分は前53:後47です。
トランスミッションは6MTと6速ATの2種類で、コンベンショナルな3ペダル式6MTは1~3速にトリプルシンクロを採用する、シフトフィールにこだわったショートストロークタイプ。6速ATはシフトダウン時にエンジンを吹かして回転数を合わせるブリッピング機能を備えるほか、「ノーマル」「スポーツ」「スノー」といった走行モードをセレクトできます。サスペンションはフロントがマクファーソンストラットで、リアがダブルウィッシュボーンです。
グレード構成は、16インチホイールを履く標準グレードが「G」で、17インチホイールにアップグレードされた上級グレードが「GT」。そこに本革+アルカンターラの内装をプラスした最上級グレードが「GT“Limited”」です。
以上の3グレードが基本にはなりますが、カスタマイズベース車である「RC」というのも前期型では存在し、モデルライフの途中からは、専用の硬派なチューニングが施された「86 GR」なども追加されています。
デビューから約2年後の2014年4月には一部改良でサスペンションの仕様などが変更され、2016年7月にはマイナーチェンジを実施。このマイナーチェンジでは内外装デザインが微妙に変更されると同時にサスペンションの改良も行われ、さらに6MT車のエンジンは最高出力が200psから207psに増強されています。
以上のようなもろもろを経て、2021年10月に現行モデルである「GR86」へとフルモデルチェンジされた――というのが、トヨタ 86の大まかなヒストリーです。
ではさっそく、中古車に関する具体的なあれこれに入っていきましょう。
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