100万円台半ばで手に入る! トヨタ86を中古で買う際の選び方
掲載 carview! 文:伊達軍曹/写真:トヨタ自動車 149
掲載 carview! 文:伊達軍曹/写真:トヨタ自動車 149
まずは全体の状況から。2022年8月下旬現在、中古車の流通量は――冒頭付近でも申し上げましたが――約1700台で、モデル全体としての中古車価格は80万~550万円といったところ。
相場の上限が「550万円」というとずいぶん高く感じられますが、400万円以上の価格が付いている中古車は、ほとんどがスーパーチャージャー+ド派手なフルエアロなどに換装された個体や、TRDが手がけた100台限定のコンプリートカー「86 TRD 14R-60」などです。極端な改造やチューンがされていない一般的な個体だけで見ると、相場は「80万~350万円ぐらい」という数字に修正されます。
MT車とAT車の比率は5.5:4.5といったところ。FRスポーツカーですのでMT車の流通量のほうが多いは多いのですが、「圧倒的に多い」というほどではなく、全体の半分弱ぐらいはAT車です。価格もMT車のほうが高い傾向はありますが、そこにも大差はなく、「MT車のほうが若干高い」といった程度です。
全体の流通量を「前期型」と「後期型」で分けると、マイナーチェンジ前の前期型が約65%で、後期型が約35%。数が多くて探しやすいのは前期型ですが、後期型狙いでいくとしても「流通量が少なくて困る」ということは特にないレベルだと言えるでしょう。
お次は、モデル全体ではなく「個別の話」に入ってまいります。
まず、もしも「できるだけ手頃な価格で、具体的には100万円台半ばぐらいまでの総額で86が買いたい」と考えた場合のおすすめは、前期型のG(16インチホイールの標準グレード)またはGT(17インチホイールの上級グレード)です。これらの走行4万km台から5万km台ぐらいの物件を、総額130万~160万円あたりのゾーンで探してみてください。
その場合のトランスミッションは6速AT車が多めにはなりますが、6MT車も普通に探せます。また本革内装のGT“Limited”を同条件で探すこともできるのですが、こちらはこの価格帯だと流通量が少ないため、ここはシンプルにGまたはGTに絞って探すのが得策です。
その上で「標準のGにするか、上級グレードのGTにするか?」というのはなかなか難しい問題です。
この価格帯・この条件において流通量が多いのはGTであり(Gの3倍近くの数が流通しています)、GTはフロントのLEDフォグランプやリアもマフラーカッターもなかなかカッコよく、“走り”にこだわりたい人にとっては、GTでは標準装備となるトルセンLSDも魅力的でしょう。
しかしGTは17インチホイールのせいで乗り心地がいささか硬いため、「16インチホイールを履くGのほうがしなやかで好印象」という見方もあります。
このあたりの話に絶対的な正解はないため、やや玉虫色な言い草になってしまうのが心苦しいのですが、「スポーティかつややゴージャスな方向性がお好きなら、流通量の多いGTを探す」「シンプルでしなやかなニュアンスがお好きなら、流通量はやや少ないが、がんばってGを探す」という感じでお願いしたいと思います。
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
アライ×DEEN×VEATON、世界25個限定の特別ヘルメット、台湾で発売…家紋デザインで安全祈願
ラッセルとルクレールがタイトル争いの重要な鍵になる? マクラーレン代表、フェルスタッペン以外のライバル警戒
BMW、R 12の限定モデル発売…ゴールドストライプとボバースタイル採用
レッドブルが掴んだ、タイトルよりも重要なモノ。フェルスタッペン「方向性を見つけられた。失うものは何もない」
マツダ“新”「コンパクトSUV」がスゴイ! ジムニー級「地上高」&「エアエディション」追加! 220馬力超えの「ターボエンジン」搭載の米国「シーエックス サーティー」とは
「やっぱトヨタはすげぇよ…」新型スーパーカー『GR GT』発表にSNSは興奮の渦!「V8ツインターボはあつい!」「会長は国宝」など絶賛
クルマの鼻先を黒く覆う「ノーズブラ」ってなに? アメリカらしさの演出に欠かせないアイテムの正体とは
大切なファンを待たせたので900万円。アストンマーティン、アロンソ&ストロールのイベント欠席で多額の罰金。誠意のサイン入りキャップ配布へ
新型イプシロンもちゃんとランチアであった話【日本版編集長コラム#59】
「おい信じられるか? ここ全部“海”だったんだぜ…?」 高速道路の“ナゾの橋”の下で“遺構”を発見! 周りは千葉の住宅街!?
モリタ「未来の消防防災アイデアコンテスト2026」開催 全国の小中高生から作品募集
ヤマハの“万能スポーツバイク”「YZF-R7」の2026年モデルが登場 何が変わった? ネットでは「実質フルモデルチェンジ!」といった声も
290万円の「デリカミニ」登場で“価格天井”が崩壊。なぜ軽自動車の“高価格化”が止まらないのか
22万kmでも海外オークションで400万円超えた三菱「パジェロ エボ」。もし左ハンドルがあったら倍になってたかも?
【知らなきゃ損】実は“革シート=動物が可哀想”じゃなかった。専門家が語るレザーの真実と、捨てられる牛皮“45%”の衝撃的現実
「クロスビー」が“実質フルモデルチェンジ”で昨対比269.8%と大復活。コンパクトSUVの王者「ライズ」を脅かす存在に!?
「N-ONE」一部改良。販売店には6MTの「RS」と「特別仕様車」に問い合わせ集中…「やっぱりMT車は運転が楽しい」の声も
【やっぱり大人気】長らく買えなかったガソリン仕様「RX350」が受注再開。購入者からは「コスパ最強」の呼び声も
【コメント欄で激論】「500万超えは厳しい」「アルファード買ったほうがいい」…「オデッセイ」一部改良に関する記事が話題
【新車が高い問題】北米でじわりと広がるセダン回帰。日産「セントラ」が示す“手頃さ”というもうひとつの選択肢
【ここが変わった】新型「デリカD:5」まもなく登場! 改良前モデルの“惜しい点”や、お買い得度はどうなった?
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!