100万円台半ばで手に入る! トヨタ86を中古で買う際の選び方
掲載 carview! 文:伊達軍曹/写真:トヨタ自動車 149
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もしも総額100万円台半ばまでではなく「総額200万円台の前半ぐらいまでなら出せるよ」というのであれば、狙い目は、内外装デザインだけでなくボディ剛性や足回りなどもぐっと良くなった2016年8月以降の「後期型」になります。
具体的には総額190万~240万円付近のゾーンで、走行2万km台から4万km台ぐらいのGまたはGTを探してみてください(この価格帯でも残念ながらGT“Limited”はやや少なめです)。
このぐらいの価格になってくると、車両は全体的にビッとしたコンディションである場合が多くなり、フルノーマルか、フルノーマルに近い状態の個体も探せるようになります。また6MT車と6速AT車の比率は、この価格帯ではおおむね同率になっていますので、どちらでもお好きなほうを選べばOKでしょう。
「スポーツカーは絶対MT!」という考え方もあるかもしれませんが、ブリッピング機能付きである86の6速ATもなかなかステキですので、柔軟に考えるべきかなとは思います。
このほかにも総額300万円以上を拠出すれば、かなり硬派な「86 GR」や「86 GR SPORT」を探すこともできますが、そのあたりの選択肢については各位の好みや価値観、あるいは予算感などにお任せしたいと思います。
いずれにしましてもトヨタ 86の中古車は流通量が豊富で、前期型であれば価格も手頃。そして特に壊れやすいクルマでもありませんし、仮に壊れた場合でも、直すための部品や各ショップの知見は非常に豊富です。そのため、スポーツカーというものに若干不慣れな人であっても比較的イージーに、しかし十分以上に楽しく、乗り続けることができるクルマなのです。
まぁそれでもスポーツカーですので万人にオススメするわけではないのですが、もしも86の中古車が気になっているのであれば、ぜひ前向きに検討してみることをオススメします。
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