【生産終了説】のあった「マツダ2」が一部改良で「延命」。新型登場の可能性は“ほぼゼロ”でも残された“選択肢”とは

マツダ2 ハイブリッド（欧州モデル）

「マツダ2」存続の可能性もゼロではない？

前出のある業界関係者は「可能性は低いが」と前置きしたうえで、新型マツダ2が登場するシナリオを次のように述べます。

「まず考えられるのは、トヨタ『ヤリス』をOEMのマツダ2として販売するという可能性です。

実際、欧州で販売されている『マツダ2ハイブリッド』はトヨタ『ヤリスハイブリッド』のOEMであり、近年の両社の良好な関係を考えると、選択肢のひとつとなりうることはたしかです。

また、BEVとして生まれ変わる可能性も否定できません。

マツダは『電動化トランジションのロードマップ』において、BEV専用プラットフォームを用いたBEVを2027年までに投入する方針を示しています。さらに、2028年以降には、そのモデルから派生したBEVを検討していることも明らかにしています。

これらのモデルのいずれかに『マツダ2』という名称が与えられれば、それが事実上の新型マツダ2となるかもしれません」

わずかとはいえ、マツダ2には存続の可能性もあるようです。

仮に新型登場が実現しても、ヤリスのOEMとなるにせよ、BEVとなるにせよ、これまでのマツダ2とは似ても似つかぬモデルとなることはたしかです。そのため、現在のようなマツダ2を求めるユーザーは、遅くとも2027年までに手に入れる必要があると言えそうです。

（終わり）

（写真：マツダ、トヨタ）