【生産終了説】のあった「マツダ2」が一部改良で「延命」。新型登場の可能性は“ほぼゼロ”でも残された“選択肢”とは

マツダ2

今回の一部改良はあくまで「延命措置」

存続が決定したマツダ2ですが、その未来は決して明るくないという指摘もあります。ある業界関係者は次のように話します。

「今回の一部改良ではグレード構成の変更がメインとなっており、内外装のデザインや機能装備の面はほとんど変化がありません。

一般的に、自動車メーカーがグレード構成の変更をおこなう主な目的は『顧客ニーズの反映』と『価格の改定』にあります。特に、物価高騰が激しい昨今では、割高感を感じさせないようにしつつ適切な価格にする方法のひとつとして、こうした手法をとる自動車メーカーが増えています。

ただ、グレード構成の変更のみがおこなわれることはあまりなく、内外装のデザイン変更や機能装備の追加がセットでおこなわれることがほとんどです。

こうした状況を見るかぎり、今回のマツダ2の一部改良は『延命措置』と呼ぶべきものだと思います。

簡単に言えば、現行モデルのマツダ2はこのまま大きな変更を遂げることなく、生産終了を迎えるものと推測されます」