現在進行形のレクサス オールラインナップ試乗
掲載 更新 carview! 文:島下 泰久/写真:中野 英幸
掲載 更新 carview! 文:島下 泰久/写真:中野 英幸
冒頭に書いたようにレクサスはLSのみならず、すべてのモデルに毎年のように着実な改良を加えている。7月に改良されたISは、IS Fに待望のトルセンLSDを標準装備とし、またそのイメージを継承したバージョンFを追加。また素のIS250は装備を一部簡略化して車両価格を399万円から392万円に引き下げている。差はわずかだが、ここは超激戦のカテゴリーだけに選択の幅は広い方がいいということだろう。
8月にはGSも一部改良が施された。またSCも、実はISと同時に意匠を中心としたリファインを敢行している。実際に販売台数は多くはないもののずっと変わらず安定して推移しているSCだけに当然と言えるかもしれないが、これは現オーナーにとっても嬉しいことに違いない。
HS250h、そしてRX450hのヒットで今年は上昇ムードを掴むことができたレクサス。しかしそのブランド哲学の真髄は、やはり弛むことの無い進化、改良の姿勢にこそある。デビューした時がピークなのではなく、その後もクルマとしての価値をより高めていく。トヨタとレクサスの違いはまさにここにある。
それは解っていたつもりではあったが、しかしここまで地力を向上させ、またユーザーの声に真摯に耳を傾けて丹念な改良を施してきた新しいLSの出来映えには驚かされた。日本での展開が始まって4年、LSの登場から3年。このフラッグシップセダンには、レクサスの実力、そして哲学や精神のようなものが、余さず反映されていると感じられる。
冒頭、レクサスにしかできない方法でと書いたのは、まさにそういう意味に於いてである。膝をついてコーヒーを出すディーラーの接客などは表層に過ぎない。本当の意味での気配り、そして「おもてなし」。それこそが、まさにこの新しいLSが表現していることである。
日本発のプレミアムブランドの真価が、いよいよ発揮されてきた。
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