新型N-BOXプロトタイプに試乗。ホンダセンシング標準化などで連続ヒットの予感
掲載 更新 carview! 文:高山 正寛/写真:菊池 貴之
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すべてを紹介するのは難しいほど中身の充実度が高い新型N-BOXだが、やはり伝えたいのは先進安全装備である「ホンダセンシング」を全グレードに標準装備した点である。この手の装備はこれまで上級グレード、またはターボ車などに設定されていることが多かった。しかしNA車も含めて標準化した点には拍手を送りたい。
「他社の軽自動車にだって先進安全装備はあるだろう」。そんな声も聞こえてくるかもしれない。しかし登録車でも採用されているホンダセンシングには自動車専用道路などで有益なACC(アダプティブ・クルーズ・コントロール)やLKAS(車線維持支援システム)が搭載されている。これまで同システムはこれらを含めて基本8つの機能を搭載していたが、今回N-BOXには新たに「後方誤発進制御機能(ホンダ初)」と「オートハイビーム(ホンダ軽初)」の2つの機能も追加された。
つまり従来システムの“簡易型”はおろか、“最新版”が装着されていることになる。「軽自動車だからこの程度でいいだろう」ではなく「軽自動車も安全という点は同じ」という考え方は大いに共感できるものだ。実際、クローズドコースで使ってみても効果は十分感じられる。ACCは全車速対応ではないが、それでも高速走行時のアクセル操作による疲労軽減はかなり期待できる。
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