ダイハツ キャストスタイルの内装は?コンパクトでも使える荷室が魅力【購入ガイド】
掲載 更新 carview!
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ダイハツ キャストは、コンパクトスタイルかつおしゃれなデザインを理由に人気が集まっている軽自動車です。ただ、2023年上旬に生産終了となりました。レトロな印象のデザインは、カラーリング次第でモダンでおしゃれな印象に変えてくれます。
キャストの内装にはどのような特徴があるのでしょうか。この記事では、キャストのグレードごとに異なる内装の特徴や魅力的な性能を紹介します。最後まで読んでいただければ、他の車にはないキャストの魅力に気付けるでしょう。
目次
まるで海外のレトロな車を感じさせるキャストは、上品な内装に加え使い勝手にも優れたコンパクトカーです。コンパクトでかわいらしさがありながら、内外装にアクセントが加えられ上品な一面も兼ね備えています。
キャストの誕生など概要をまずは理解しておきましょう。
キャストの初代モデルの誕生は、2015年9月です。はじめは「アクティバ」と「スタイル」の2種類が登場し、10月末に「スポーツ」が販売開始されました。
当初販売していた3モデルはそれぞれ車両コンセプトが異なります。「アクティバ」はクロスオーバーをイメージしたモデルで、他モデルよりも30mm高い車高が特徴です。「スタイル」は、洗練された上品なデザインの内外装が採用されていました。
「スポーツ」は、専用サスペンションやパドルシフトが搭載されたモデルです。
「アクティバ」と「スポーツ」は、2019年10月モデルまで生産が続いていました。2020年9月販売のモデル以降「スタイル」のみに統一されています。
キャストは、コンパクトなボディーサイズを走りやすさに生かした車です。車体は、全高1,600mmに設計されています。最小回転半径4.7mと小回りが利くため、狭い道を走る際にも取り回しに苦労しません。
多彩なシートアレンジによる使い勝手の良い室内空間も、キャストの魅力です。リアシートを左右独立してリクライニングできるため、シーンに合わせた荷室作りができます。
キャストの魅力はエクステリアデザインから伝わります。丸くかわいらしいフォルムに、バンパーモールやドアハンドルにメッキを取り入れた上品さが伝わるデザインです。
内装はシートにレザー調の素材を使用するなど、質感の高さが分かります(一部グレード)。カラーリングのバリエーションはシルバー、ブラウン&ブラックの2種類です。
メーカーオプションを使用すると、上品な色合いのバーガンディーカラーも選択できます。

キャストスタイルは、大きく分けて4つのグレードに分類されます。それぞれ機能性や利便性が異なるため、グレード選びの際に参考にしてください。
グレード名の最後にある「III」は、衝突回避支援システム「スマートアシストIII」が備わっていることを意味します。
X“SA III”のステアリングホイールには、多くの車に使用されるウレタン素材が使われています。上位グレードともなれば他の素材がありますが、X“SA III”はウレタン素材のみです。
ウレタン素材でも質の悪さは感じられません。ステアリングホイール中心に、ダイハツのメッキオーナメントが取り付けられているためです。キャストは、エントリーグレードでも上質な空間を過ごせるように工夫されています。
前述したエントリーグレードと比べ、質感の違いが分かるポイントはステアリングとシフトレバーです。
ステアリングホイール、シフトレバー(Gターボ“SA III”)には本革素材が使用されています。ステアリングホイールやシフトレバーは、運転する際に触れる機会の多い場所です。運転をする度に、上品な触り心地を感じられるでしょう。
プライムコレクションは、Gモデルに設定されるグレードです。他のグレードと比べ、あらゆる場所に上質な空間を演出する装備があります。
例えば、フロントドアガラスです。運転時、紫外線による日焼けを心配する方もいるのではないでしょうか。プライムコレクションには、スーパーUV・IRカットガラスが備わっています。
スーパーUV・IRカットガラスとは、車内温度が上昇する原因となる赤外線をはじめ、紫外線をカットできるガラスです。冷房の効率にも関わるため、夏場でも快適に過ごせるでしょう。
運転席と助手席に設けられているシートヒーターは、プライムコレクションのみ標準装備される機能です。寒い日でも快適なドライブをサポートします。

ここからは、キャストの利便性について解説します。キャストはグレードによる質感の違いはあるものの、収納力に差はありません。
コンパクトカーながら空間を有効活用した、キャストの便利な内装を紹介しますので参考にしてください。
キャストは軽自動車なので4人までしか乗れませんが、シートアレンジ次第で大人がゆったり座るための空間作りや、大きな荷物を積むスペースの確保などが簡単にできます。
ラゲッジスペースには開口幅925mm×開口高さ805mmのリアゲートから、アクセス可能です。リアシートは前後に240mmスライドできるため、荷物の大きさに合わせたラゲッジスペースを調整できます。
フロントシートからリアシートまでフラットにできる「ロングソファモード」と呼ばれる特徴的なシートアレンジも便利です。
キャストは広い室内空間を確保できるだけではありません。多彩な収納スペースがあるのが特徴です。
運転席と助手席間には、ボックス付きのフロントセンターアームレスト、オーバーヘッドコンソールが設けられています。
インストルメントパネル部分にはセンタートレイ・ロアポケット・アンダートレイ・サイドトレイ・アッパーボックスがあり、収納スポット十分に確保されていると言えるでしょう。
助手席下のアンダートレイやワンプッシュで開くカップホルダーも備わっています。シートバックポケットもあるため、雑誌類を収納する際に便利です。

キャストの魅力は、内装だけではありません。普段使いや買い物にも重宝します。
燃費にも大きく貢献するキャストは、家計を助ける車とも言えるでしょう。ここからは、走行性能に加え安全性能について解説します。
キャストには「Dモノコック」と呼ばれる軽量高剛性ボディーが採用されました。サスペンションメンバーやリアサスペンションの取り付け部などの剛性が高められたことで、操縦安定性や乗り心地が向上し、質感の高い走りを味わえます。
高剛性化と軽量化を両立させ、燃費性能の向上も果たしました。ハイブリッドシステムは使わずアイドリングストップ機構を採用し、燃料消費率(WLTCモード)19.3km/L~21.0km/Lを達成しています。ターボ車でも18.5km/L~20.1km/Lと低燃費です。
キャストは、衝突回避支援システムを全車に標準装備しています。含まれる支援システムの種類は、全部で6つです。
例えば衝突警報機能・衝突回避支援ブレーキ機能は、車両や歩行者との衝突の危険性があると認知した場合、警報や緊急ブレーキを作動させます。
信号待ちなどで前方の車が進んだことを知らせる機能、オートハイビーム機能や車線逸脱防止機能、誤発進抑制制御機能も含まれており安心です。
プライムコレクションには、上記の衝突回避支援システムに加え、運転席と助手席にサイドエアバッグが標準装備されます。

現在、新車として購入できるキャストは「スタイル」モデル以外にありません。過去に販売していたアクティバやスポーツは中古車なら、購入が可能です。
ここからは、キャストの価格や実際に所有している方の口コミを紹介します。購入前の参考にしてください。
キャストスタイルの新車価格と中古車価格を紹介します。
新車時の価格は、131万4,500円~173万8,000円です。中古車は23万8,000円~207万9,000円で流通しています。中古車なら、過去に販売していたモデル「アクティバ」や「スポーツ」の購入も可能です。中古車市場には、平均走行距離3万4,798kmのキャストが出回っています。
上記は2023年7月現在の情報です。購入費用を抑えたいなら、車両価格の安い中古車も検討しましょう。
車のSNSサイト「みんカラ」には、キャストスタイルのオーナーの口コミが投稿されています。購入時の参考にしてください。
『プライムコレクションにしたのでドアの内側がブラウンなのですが、思ったより明るいブラウンだなと......。好みあると思いますが、もう少し暗いブラウンが良かったです』とありました。
プライムコレクションの内装カラーは、ブラウン&ブラックです。色合いはどのグレードにおいても好みが分かれるでしょう。
『後席の背もたれが倒せるのが嬉しい』と評価する人もいます。キャストのリアシートは前後スライドのみならず、リクライニングが可能です。乗る人それぞれが楽な姿勢で過ごせます。
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