オトコを狂わせるセクシースポーツ=新型Z4
掲載 更新 carview! 文:小沢 コージ /写真:齋藤 正
掲載 更新 carview! 文:小沢 コージ /写真:齋藤 正
不謹慎ではあるが、その昔、よほど手に入れたい物に対し「女房を質に入れても…」と表現することがあった。それくらい欲しいわけだが、久々にそのキャッチフレーズが頭をよぎったクルマがある。
新型BMW Z4。基本的には02年生まれのオープン2シーター、初代Z4の改良バージョンで、プラットフォームは旧型の踏襲。冷静に見ていたつもりだったが、現物を見たとたん理屈抜きに「欲しい…」と思ってしまった。それはほとんど野放図な性欲に近い。タマに街であまりにスタイルのいい女性を見て、一瞬頭がクラクラすることがあるがそれに似た衝動だ。バーンと盛り上がった豊かなバストのようなフロントに、キュッと絞れたヒップ。古臭い言い回しだが「小股の切れ上がったオンナ」という言葉も似合う。その見事なクビレにはある種の魔性が潜んでいる。
エクステリアのモチーフは明らかに旧型と共通だが、それよりもっと複雑でコクのある表現。具体的には全体のバランスと肉感的なラインが素晴らしい。ホイールベースは2495mmと旧型と変わらないものの、新たにリトラクタブルハードトップを収めるためにトランク部が伸びて全長はプラス150mmの4250mmに。これが結果的に全体の前後バランスを良くし、全幅も最大で9mm広がり、力強さが増した。
装飾もいい。前より横長でワイルドなキドニーグリルやボンネットに刻まれたV字ライン、リアのマッチョな盛り上がりが男の脳下垂体を直撃する。コークボトルラインとはよく言ったものだが、実はアンバランスでグロテスクぎりぎり。初代Z4がスッキリした和風美人だとしたら、新型はさしづめ叶姉妹だろう。このエクステリアデザインはおそらくドイツ人と見受ける女性が担当しているが大した物だ。向こうの人はセクシーということをよりよく理解しているのだろう。間違いなく日本では出来ないデザインのひとつだ。私は久々にカースタイリングの本質はセックスアピールそのものだという確信を持った。
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