新型ハリアー試乗。ガソリン、ハイブリッド、駆動方式…おすすめの“組み合わせ”を探る
掲載 更新 carview! 文:五味 康隆 /写真:小林 俊樹 178
掲載 更新 carview! 文:五味 康隆 /写真:小林 俊樹 178
さて、2.0L直4のガソリンモデルはどうか? 強みは軽快さだ。ハンドルを切り込んだ際の反応、そこからクルマが旋回しだすレスポンスはお見事。車両重量がハイブリッドより軽いことが影響しているが、軽快ゆえ気持ちよく走れる。組み合わされるトランスミッションは機械式スタートギアを持つ特殊なCVT。停止からの動き出しはハイブリッドの滑らかさに敵わないが、十分に上質であり軽快さを引き出している。
専用ギアがスタートを補うことで通常のCVTよりも効率が良く、2.0L直噴エンジンの207Nmというトルクを活かしきり力強く走れる印象があるのだ。もちろんハイブリッドでもスポーティに走れるが、ここでは若干重さが目立つのが気になる。ハンドリングは、Zグレードの19インチは手応えもあり操作性が良いが、山道にありがちな凸凹を適度に吸収しつつ粘るようなグリップ感や素直なフィーリングを求めるのであれば18インチがいいだろう。
乗り味以外のおすすめとして、ノンビリと景色を楽しみながら走りたい、さらには後席によく人を乗せると言うなら、調光パノラマルーフがいい。電気的に太陽の光を遮断するもので、広い頭上ガラスエリアからの開放感ある気持ちよさも魅力だが、その調光の手軽さや先進感は所有満足度を上げるはずだ。
内外装に触れておくと、ハリアーの上質で大人なSUVの世界には「レザーパッケージ」がよく似合う。室内の各部の洗練されたデザイン、特に存在感を示す12.3インチ(Zグレード標準)や、大型モニター、馬の鞍をイメージしたというセンターコンソールなどと調和してグンと高級感が高まる。予算に余裕ががあれば選んで損はないだろう。
気になる点として、後席の広さは十分だがリクライニングの操作感やリクライニング角度が2段式調整しかできないのは、ややハリアーのクオリティからは残念に思うところだ。
高いシャーシ性能が、全てのパーツや選択の効果をはっきりさせてしまうのが今回のハリアー。選択で乗り味は大きく変わるので、是非とも自身に合った仕様に巡り合っていただきたい。
ラインアップの共食いになるかもしれないが、最後に独り言を…あのRAV4 PHVのシステムを静粛性を磨いたハリアーに搭載したら…SUVとしての可能性はまだまだ広がるかもしれない。
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