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ビアンテ 小沢コージ試乗 マツダ発の背高ミニバン

全然迷いがなかった超個性派デザイン

それから気になっていたのが超大胆なエクステリアデザインだ。特にその“龍の目”のようにフロントからサイドへ繋がる個性的なヘッドライトに驚くが、旧知のチーフデザイナー、小泉さんに聞いたところ、

「大胆、革新、個性的、みなさん口を揃えてそうおっしゃるけど、こちらとしては全然特別なことやった意識はないんですよね。まずマツダのZOOMーZOOM戦略の一環として、他社と同じデザインで出しても全く意味ないと思ってましたし、実際好き嫌いが分かれるデザインだと思いますけど、慣れてしまえばそれほど違和感はありません」という。作ってる側に不安はほとんどなかったらしい。

それは話を聞けば聞くほど良く理解できた。まず今回のデザインは、これまたベースにプレマシーを採用したことに起因している。プレマシーのプラットフォームは、実は極端に前のフロアが低い設計で、それをそのままルーフの高いミニバンにしようとすると、単にグラスエリアのデカい、ずんぐりむっくりデザインになってしまう。

それを避けるためにサイドラインから作り込み、横からスポーティに見えると同時に、実はアイポイントは高いという構造を両立させようとすると、今のようにライトがサイドに流れるに繋がるデザインしかなかったという。

それと同時に途中、一般ユーザーに対して、デザインクリニックをやり、今まで通りの無難な路線と、今回の大胆路線を比較してもらったところほとんど反応に差はなかった。結局、ユーザーは我々が思うほど保守的ではなかったし、マツダにはハッキリと個性とスポーティイメージを求めていた。また小泉さん曰く、

「今までのミニバンは事実上のノーデザイン、要するに機能を振り分けただけです。そもそもデザイン云々にそれほどこだわってたわけじゃなかったし、我々が、初めてミニバンに本格的なデザインを取り入れても、案外柔軟に対応していただけたということじゃないですか」。

うーむ、カーデザインというのはかくも深いものなのである。

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