ビアンテ 小沢コージ試乗 マツダ発の背高ミニバン
掲載 更新 carview! 文:小沢 コージ /写真:中野 英幸、マツダ
掲載 更新 carview! 文:小沢 コージ /写真:中野 英幸、マツダ
さて、最後に走りのイメージをば。
一応、マツダらしいZOOMーZOOMな“ワクワク”した走りを実現したということだが、単純にハンドリングがスポーツカー並かというとそれは無理だ。コンパクトカーなのにロードスター風のテイストを実現したマツダ・デミオのようなわけにはいかず、やはり普通にミニバンらしい快適な走りである。
とはいえ加速性能や乗り心地には、マツダならではのアドバンテージがある。例えばライバルより300ccの余裕を持つ2.3リッター直4エンジンモデル。コイツはその165psのピークパワーもさることながら、そこに至るまでの全体的なトルクの厚みがあり、それは街中以上に、高速クルージングでありがたみを感じる。例えば多人数乗車で、時速100km/h前後の加速をする時、やはり151psの2リッターエンジンモデルに比べて余裕を持って運転できるのだ。
そのほか、プレマシー譲りのマルチリンクのリアサスペンションを持っているだけあって、直進安定性と安定したコーナリング性能の両立は満足のいくものだし、乗り心地も低速のデコボコ路面ではやや厳しい突き上げを感じるが、全体的に硬めで不快ではない。
そしてステアリングフィールそのものもいい。これまたプレマシーの電動ポンプ式油圧パワステのノウハウが詰まってるらしく、レスポンスが良く、なおかつフィーリングはしっとり。ワインディングをギンギンに飛ばす、のは無理だが、普通にキモチ良く走れる。
というわけでマツダらしいスポーティテイストと、今までありそうでなかったちょいデカサイズの実用“2シーム”ミニバン、ビアンテ。果たしてどのくらいウケますかねぇ。
ログインしてコメントを書く
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
「東北道からコッチ行きたい、でも有料なんだよな…」解消! 宇都宮の便利道路「さつきロード」3月に無料化
「うわ、懐かしっ!」米国オークションで半世紀前のマツダ「カペラ」を発見 48年間ワンオーナーで走行4.5万キロ 大切に扱われた米国名「626クーペ」とは
可夢偉移籍など大きくシャッフル! テストでドゥーハン&ブラウニング起用のKONDOは後日アナウンスに|トヨタ2026年スーパーフォーミュラ体制発表
スーパーフォーミュラ、トヨタ陣営が2026年体制を発表。大シャッフルで山下&ロバンペラ組、“ダブル小林”組が誕生
【連載:清水草一の自動車ラスト・ロマン】#25 ベタベタ病はネチャネチャ病!
<新連載>[DSPって何?]DSPを使えば、リスニングポジションを擬似的に変更可能!
ザガートの血を引くアルファ ロメオの異端児「SZ」が約1300万円で落札!
フェルスタッペン、2025年ランキング2位は”幸運”だった? 2ポイント差で5連覇を”逃した”とは考えず……「僕らは本当の意味でタイトルを争っていたわけじゃない」
フロントガラス真っ白を秒速で解決!! 冬の曇り&凍結に効くエアコンとデフロスターの正しい使い方
トヨタ次期型「ハイエース」!? ながーーい“ロングボディ”仕様! ガソリンエンジン搭載ももちろん想定の新コンセプトとは
メルセデスAMG CLA 45 S「最後の限定車」が登場。クーペとシューティングブレークに「ファイナルエディション」
BMW、バッテリー原材料のダイレクトリサイクル施設を稼働…年間数十トン規模めざす
着々と準備が進むBYDの軽BEV「ラッコ」。日本で「大成功しない理由」と、日本投入の「本当の価値」とは
【公式に検討開始】トヨタ、米国生産「カムリ/ハイランダー/タンドラ」を2026年から日本導入へ。“アメ車のトヨタ”がついに現実味
【値上げしたけど実質値下げ?】メルセデス・ベンツ「GLA アーバンスターズ」は“44万円高くなったのに約30万円もお得”な理由とは
【最上級ベースで黒仕立て】三菱「アウトランダーPHEV」に“ブラックエディション”新登場。専用レザー&内外装ブラック統一で存在感アップ
「ステップワゴン」が“30周年特別仕様車”を追加で攻勢。シートヒーター&全方位カメラ追加で、同日発表のマイチェン版「セレナ」と“真っ向勝負”の構図に
【正式価格と発売日確定】三菱新型「デリカD:5」大幅改良モデルが1月9日登場。液晶メーター&S-AWC搭載で“タフギアミニバン”が次のレベルへ
【実は中身がかなり進化】新型日産「セレナ」マイナーチェンジで何が変わった? デザイン刷新×グーグル搭載×新グレード追加の全貌
先行開発から10年、レース挑戦から5年で到達した「水素が当たり前の光景」。なぜTGRは“超電導”という未知の世界に挑むのか
改良後すぐ受注停止の「ノア/ヴォクシー」…現在は「ノアのガソリン車」のみ。買えない現状にユーザーは“お怒りモード”?
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!