ビアンテ 小沢コージ試乗 マツダ発の背高ミニバン
掲載 更新 carview! 文:小沢 コージ /写真:中野 英幸、マツダ
掲載 更新 carview! 文:小沢 コージ /写真:中野 英幸、マツダ
今年に入り、ミニバン作りも第三の波というか、ちょっとした転換期を迎えたように私には映る。それはハッキリとした“ニッチ狙い”、つまりスキ間狙いの波だ。具体的にはホンダ・フリード、スバル・エクシーガときて、このマツダ・ビアンテへ続く流れである。今年後半にフルモデルチェンジ予定のホンダ・オデッセイは、それなりに王道を行くのだろうが、前出の3台はどれもビミョーに芯をズラしたクルマ作りをしてきている。それもすべて意図的にだ。
野球のピッチングで言えばスライダー、いや2シームぐらいのズラし方であり、要するに王道の直球路線とはどれも1球、もしくは半球分ぐらい軌道を外したクルマ作りをしてきているのである。具体的にフリードはコンパクト3列シートミニバンとしてはちょいデカ目で、エクシーガはデザイン、走りともにスポーツワゴン寄りであり、今回のビアンテは狙ってるライバルたちより微妙に大きく、極端なスポーティデザインを纏っている。
そしてそれは昨今のクルマ販売状況、さらにクルマ作りの進化と無関係ではない。もはや日本市場は軽と、コンパクトカーと、ミニバンしか台数が捌けないのが現状であり、中でも一番利益が出るミニバンに注力せざるを得ない。加え、最近のクルマはプラットフォームさえ今の衝突安全や環境問題に適合してしまえば、そのあとデザインやボディサイズを微妙に変えたモデルを作るのは案外容易。よって今回のような“2シームミニバン”が多投されるように相成ったわけである。
実際、ビアンテも05年デビューのミニバン、マツダ・プレマシーベースで行くことが最初から決まっていた。そのスポーティな足回りと応用の利くシートアレンジ性能は保証済みなのだ。あとは何を加え、他車にはない魅力を醸し出すかということだけだったのだ。
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