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新型ゴルフはコネクト性能でライバルを圧倒。トヨタの技術者は3~5年遅れを取ったと危機感を強めた

常にライバルをリードしてきたゴルフにも不安はある

74年の初代デビュー以来、いつの時代も「ゴルフ」はベーシックカーのメートル原器だった。新型ゴルフが登場すると他の自動車メーカーは真っ先にゴルフを購入し、走らせ、バラバラにして調べる。その結果、数年後にはゴルフにほぼ追いつくものが出来上がるのだが、新型ゴルフが登場すると再び遠く引き離される。45年間、その連続。そんなアドバンテージはマーケットにも歓迎され、これまで3500万台以上のゴルフが世に送り出されてきた。

ここで、大衆車ではなくあえてベーシックカーという言葉を使う理由に言及しておきたい。僕は大衆車という言葉が嫌いだ。大衆車という言葉には「我慢」とか「庶民はこんなもんで十分だろ」というニュアンスが含まれていて、それに違和感を覚えるからだ。その代表例が先代までのカローラ。新型では見違えるような進化を果たしたけれど、先代はまさに大衆車を地で行く存在だった。

その点、ゴルフは常に「何も足すところがないが、何も引くところもない」というベーシックカーのあるべき姿を追求し続けてきた。モデルチェンジを重ねるにつれ大型化し、装備を充実させ、質感も走りも引き上げてきた背景には「先進国に暮らす人々がいま求める、あるいはいま享受すべきクルマ像とはこういうものだ」というフォルクスワーゲンの確固たる信念があった。大衆車とベーシックカーは、その思想面において別モノである。

さてベーシックカーのメートル原器となることを宿命づけられたゴルフだが、実は8代目となる新型ゴルフ(以下「ゴルフ8」)にはデビュー前から一抹の不安を感じていた。ご存じのように、欧州と中国を中心に電動化の動きが活発になっている。とりわけフォルクスワーゲンはドイツメーカーのなかでもっとも積極的にEVを開発し、売っていこうとしている企業だ。同社の公式発表を読み、経営トップの発言を聞くたびに、おいおい、本当に大丈夫なのか? それってEVと中国と心中しかねない大博打だぞ? と思わずにいられない。

実際、2019年のフランクフルトモーターショーでゴルフのお披露目はなく、代わりにゴルフサイズのEVである「ID.3」が華々しく発表された。しかもその場でフォルクスワーゲンの幹部から「ゴルフとの競合? エンジン車が好きな人はゴルフに乗ればいい」と、超主力車種であるゴルフを軽視するかのような発言が飛び出したのだから穏やかじゃない。ただでさえディーゼルゲート関連の損失がいまだ重くのしかかっているというのに、EVに前のめりな経営陣は電動化への数兆円規模の巨額投資をすることを決定している。となれば既存車種の開発コストは削られ、それがゴルフ8にマイナスの影響を及ぼす可能性は否定できない、というのが僕の見立てだった。

果たしてゴルフ8は電動化という大きな流れのなか、どんな仕上がりを見せてくれたのか。ポルトガルで開催された試乗会のレポートをお届けしよう。

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