【なぜ日本一売れる?】最強N-BOXは全車標準装備のコスパがスゴかった
掲載 carview! 文:山本 晋也 59
掲載 carview! 文:山本 晋也 59
いま日本でもっとも売れているクルマ(2022年の新車販売台数・総合トップ)は「ホンダ N-BOX」。このN-BOXが属するカテゴリーが、全高1700mm以上の広いキャビンや乗降性に優れたスライドドアをもつ「軽スーパーハイトワゴン」です。
軽スーパーハイトワゴンは軽自動車マーケットでメインストリームとなっています。実際、2022年の軽自動車・新車販売ランキングのトップ3は、このカテゴリーに属す各社のモデルが並んでいます。
1位:ホンダ N-BOX|20万2197台
2位:ダイハツ タント|10万7810台
3位:スズキ スペーシア|10万206台
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もっとも同じ顔かたちのクルマが20万台も売れているわけではなく、N-BOXは標準車とカスタムという2つのシリーズをラインナップしています。
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<写真:N-BOXカスタム>
「タント」は標準車/カスタムのほかにSUVテイストの「ファンクロス」も設定されています。
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<写真:タント ファンクロス>
同様に、「スペーシア」にも、標準車/カスタムに加えてSUVテイストの「スペーシアギア」が存在感を示しています。>>スペーシアのカタログ情報をチェックする
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<写真:スペーシアギア>
他にも日産「ルークス」(標準車/ハイウェイスター)や、三菱「eKスペース」/「eKクロススペース」という選択肢もあります。※「eKクロススペース」は5月に新モデル「デリカミニ」にバトンタッチすることを発表済み。
<写真:デリカミニ>
…人気のカテゴリーには各社が注力し、自ずと多様なニーズに応えるラインナップとなっているのです。それだけにユーザーとしては迷ってしまうのも事実でしょう。
スタイリングを最優先するのであれば、好みのデザインで選べばいいのですが、軽自動車を選ぼうというユーザーはコスパを重視していることでしょう。はたして、コスパのいい軽スーパーハイトワゴンはどれなのでしょうか?
軽スーパーハイトワゴン各モデルのベースグレードの価格(NAエンジン・FF)は次のようになっています。
タント|138万6000円
スペーシア|139万4800円
eKスペース|139万9200円
N-BOX|144万8700円
ルークス|146万3000円
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こうして並べてみると単純に価格で比べるとタントが割安なイメージもあります。ルークスが最も高いとはいえ、価格だけで見ると「なぜかN-BOXは高いのに売れている」ともいえます。
<写真:タント>
しかし、結論的にいえばN-BOXは割安です。なぜなら、他のモデルではオプション扱いだったり、廉価グレードには装備されない先進運転支援システムが全グレード標準装備と充実しているからです。
N-BOXの場合、全車速対応のACCを含む「ホンダセンシング」という先進運転支援システムとEPB(電動パーキングブレーキ)が全グレードに標準装備となっています。
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<写真:N-BOXの電動パーキングブレーキ>
一方、タントの場合は廉価グレードであっても衝突被害軽減ブレーキなどの先進安全機能は標準ですが、先進運転支援システムの象徴といえる全車速対応ACCをオプション装着することもできません。コストは抑えることはできますが、コスパがいいとはいえないのです。
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スペーシアについても、ACCはカスタム系に標準装備となりますが、標準車ではオプション扱い。こちらも廉価グレードにはオプション設定もありません。
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ルークスの先進運転支援システムは日産ファンにはおなじみの「プロパイロット」ですが、装備できるのは他社のカスタム系にあたるハイウェイスターのみです。eKスペースにおいても廉価グレードにはACCの設定はありません。
スーパーハイトワゴンの使い勝手とACCのような先進運転支援システムの両方を求めると、N-BOXがもっともコスパのいい選択になるわけです。
走り味については、個々人の好みもあるでしょうが、筆者が乗り比べた印象ではNAエンジンで走りの不満度がもっとも少ないのも、やはりN-BOXでした。N-BOXにはマイルドハイブリッドの設定がないというウィークポイントもありますが、トータルでのコスパに優れているのはN-BOXといえ、売れているのも納得です。>>N-BOXの中古車相場をチェックする
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