クラウンクルーガーが中国で登場。気になる内装・外装はどうなる?【購入ガイド】
掲載 更新 carview!
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1955年の誕生以来、トヨタのフラッグシップモデルとして高級セダンの地位を確立してきたクラウン。セダン車の代名詞ともされていたクラウンが、中国でSUVモデルのクラウンクルーガーを販売していることをご存じでしょうか。
2021年4月開催の上海モーターショーで発表されました。中国市場最高級フラッグシップSUVモデルとして注目を浴びています。クラウンクルーガーの外装・内装にはどのような特徴があるのでしょうか。気になる情報を解説します。
目次
トヨタは、1964年に中国市場でのクラウン販売を開始しました。以降、販売地域の顧客ニーズに合わせてモデル開発を続けています。トヨタ・中国間の合弁会社 一汽トヨタでは、2020年にセダン型クラウンの生産を終了しました。
中国市場での人気や需要を見込み、クラウンブランドから新たに発表したのがSUVモデル クラウンクルーガーです。外装・内装の特徴についてチェックしてみましょう。
クラウンクルーガーのエクステリア注目ポイントは、フロントグリル中央にあしらわれている「王冠(クラウン)」マークです。世界中で圧倒的な知名度を誇るクラウンの存在感を感じられます。
SUVらしい、ワイルドな力強さを感じさせるフロントマスクが印象的です。3連LEDヘッドライト・LEDテールランプなど、精悍でスタイリッシュなデザインとなっています。ボディカラーラインアップは5色です。
クラウンクルーガーのプラットフォームは、TNGAアーキテクチャを採用しています。パワートレインはガソリン車と、2.5Lのダイナミックフォースエンジン+ハイブリッドシステム搭載車の2つです。高出力性能で燃費性能が良く、スムーズな加速を体感できます。
駆動方式は、2WD・4WD・E-Fourから選択可能です。トヨタの予防安全装備である新世代型トヨタセーフティセンスや、パークアシストシステムをはじめとする先進安全装備が搭載されています。
クラウンクルーガーは、随所に遮音ガラスを使用しているほか、遮音材・制振材の多用により静粛性が高い車内となっています。エントリーモデル以外は全グレード3列シート・7人乗り仕様です。
高品質・効率性を考慮した内装デザインで、インパネ周りはブラックを基調としています。センターコンソールに配置されている、スマートテクノロジー対応大画面ディスプレイなど、先進性・利便性に優れていることが感じられる内装です。
シートは、レッド・ブラックの2種類が用意されています。

クラウンクルーガーは、トヨタ北米市場で高い人気を誇るハイランダーをベースとして設計されました。2019年に北米トヨタでモデルチェンジした、新型ハイランダーの上級モデルという扱いです。
ハイランダーベースのSUVを、中国市場で一目置かれているクラウンブランドから発表するということで注目を浴びました。ベース車について特徴を把握しておきましょう。
ハイランダーは、2019年のモデルチェンジで4代目となりました。RAV4よりひと回り大きなボディで、全長4,950×全幅1,930×全高1,730(mm)です。ベースモデルとされているXSEグレードのみ、全長が約5,014mm(197.4インチ)に設計されています。
強化スプリング・リアスタビライザー・専用チューニングされたショックアブソーバーなど、アグレッシブで力強い走りを追求したSUVです。ハイランダー専用ヘッドライトのデザインは、クラウンクルーガーにも採用されています。
ハイランダーは、2000年にデビューしたトヨタ クルーガーをベースモデルとしています。クルーガーは、日本国内でも2007年まで販売されていたクロスオーバーSUVです。海外では、現在でも販売されています。
アウトドアでの悪路走行を意識した、タフさをイメージしている直線的なエクステリアデザインが特徴です。ボディサイズは、全長4,710×全幅1,825×全高1,685(mm)となっています。
搭載されているプラットフォーム・エンジンはハリアーと共通で、内装デザインもハリアーとさほど大きな相違点はありません。

上海モーターショーでは、クラウンクルーガー以外にもいくつかの車種が発表されました。外装・内装・パワートレインなど、自動車業界の次世代を担う注目度が高いモデルがラインアップしています。
どれも日本での発売が待ち遠しい車種です。現在入手している情報をご紹介します。
発表された車種のひとつは「Honda SUV e:prototype(イー・プロトタイプ)」です。フロントマスクはオリジナル性が感じられるものの、全体的な印象はホンダが販売している新型ヴェゼルをすぐに連想させます。
電気自動車(EV)モデルで、ソフトウエア更新機能やコネクテッドサービスなど、充実した最新装備の搭載が特徴です。2022年内には量産モデルの市販車が登場すると期待されています。2023年4月時点では、詳細なスペックは明らかにされていません。
中国市場で高く評価されているクラウンブランドの展開は、SUV化だけではありません。トヨタを代表する高級ミニバンのヴェルファイアをさらにグレードアップした、クラウンヴェルファイアが発売開始されています。
メッキモールがあしらわれたエアロ仕様の外観は、より豪華さを感じさせる印象です。ボディサイズは、全長4,975×全幅1,850×全高1,945(mm)です。上質な素材で職人技が光るシートが採用されている内装は、ラグジュアリーな雰囲気を醸し出しています。
日産の新型エクストレイルは、日本仕様に先行する形で、中国で発表されました。2000年のデビュー以来、世界中で人気が高いグローバル戦略モデルとして位置づけられている車種です。
北米市場では、新型4代目モデルは「ローグ」という車名で発表されており、2022年モデルでは1.5Lにダウンサイジングしました。中国市場発表の新型エクストレイル同様、VCターボです。
新型エクストレイルは、日産独自のテクノロジーであるe-POWER搭載で、SUVモデル量販車種として位置づけられています。ブラック基調の落ち着いた内装が魅力です。
2021年4月にトヨタは、新型EV車「TOYOTA bZシリーズ」の展開を発表しました。その第一弾として中国で登場したのがbZ4Xです。日本ではリース専用車として用意されています。AWDシステム搭載のSUVモデルEV車です。
各分野における革新を目指し、トヨタとスバルが共同開発しました。兄弟車はスバル ソルテラで、グリルデザインが主な相違点です。内装は、開放的でスタイリッシュなイメージで、前後の足元空間はミディアムSUVの中でトップレベルの広さといわれています。

ブラック基調でシックな内装が魅力のクラウンクルーガーは、現時点における日本での発表はありません。SUVファン・クラウンファンにとっては、待ち遠しく思うのではないでしょうか。
日本発売までの間、競合車種に乗るという選択肢もあります。代表的な3車種をご紹介しますので、車選びの参考にしてください。
クラウンクルーガーと同じく、トヨタ技術のプラットフォームを採用しているハリアーは、人気が高いSUV車です。ワイドスタンスで流麗なボディフォルムは、頼りがいが感じられる存在感を醸し出しています。
内装は、パイピングオーナメントを採用したインパネや、乗馬の蔵をイメージした独特なカラーの幅広いコンソールが特徴です。
新車価格は312万8,000円~514万8,000円に設定されています。2023年4月時点の中古車相場は、255万円~698万円です。
BMWの代名詞ともいわれているキドニーグリルが特徴的なX4は、存在感のあるダイナミックな車に憧れている人に人気があります。スポーティで個性的なプロポーションの外観と、ラグジュアリーで上質な内装が人気の理由です。
内装カラーは6色から選択できます。自分らしいX4をカスタムできるのは魅力です。新車価格は、Mスポーツが809万円・Mモデルは958万円に設定されています。2023年4月時点の中古車相場は、449万円~888.8万円です。
メルセデスベンツのGLCクーペは、流麗なクーペボディと高い走行性能が融合した、美しさを追求したSUVモデルです。メルセデスの伝統をオマージュした流線美のデザインに加え、快適性と実用性にも優れています。
内装は、上質モダンなカラーリングが用意されており、国産車とはひと味異なる高級感あふれる雰囲気です。新車価格は805万円~1,169万円で、2023年4月時点の中古車相場は、269.5万円~890万円となっています。
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