【君子は豹変す】VW新型「ゴルフ“8.5”」試乗。ネガを克服し「やっぱり素晴らしい」と思わせる出来だった
掲載 更新 carview! 文:塩見 智/写真:小林 俊樹、フォルクスワーゲン グループ ジャパン 19
掲載 更新 carview! 文:塩見 智/写真:小林 俊樹、フォルクスワーゲン グループ ジャパン 19
8世代目の「ゴルフ」は2019年に登場し、21年に日本デビューした。導入が本国デビューから2年後というのは最近では珍しいが、その間にコロナ禍と半導体不足という二重の混乱が巻き起こったので仕方なかった。
クルマそのものは7世代目からの正常進化で、走る、曲がる、止まるといった基本性能は“7世代目同様に”素晴らしい出来だった。その基本性能に、当時世間が本格的に求め始めた「電動化」「運転支援機能強化」「デジタル化」を盛り込んだのが8世代目だった。
具体的には、電動化はガソリンモデルの48Vのマイルドハイブリッド(MHEV)化を、運転支援強化は先進運転支援システムと予防安全装備の進化を意味した。
最後のデジタル化は、インフォテインメント方面の充実と操作系の進化として提案されたのだが、前2つが正常進化にほかならなかったのに対して、カーナビの使い勝手や、指をスライドさせてエアコンの温度やオーディオのボリュームを操作するインターフェイスには賛否両論があった。
君子は豹変す。今回のマイナーチェンジでは、8世代目登場時のアピールポイントだったその辺りを大胆に変更してきた。世界中で多数を売るベストセラーカーが同じ世代のうちに行う変更としては規模が大きい変化だ。
センターディスプレイを10型から12.9型に大型化したほか、システム自体を「MIB4」という新世代へと移行し、カーナビにせよエアコンにせよ車両設定にせよ、大画面を見ながらより直感的に操作できるようになった。初見殺しから一見さんにも優しい操作系となったのだ。
(次のページに続く)
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