アバルト595コンペティツィオーネ試乗。改良版の走りはどう変わった?
掲載 更新 carview! 文:佐野 弘宗/写真:篠原 晃一
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1.4リッターで180psを出すターボは最近ハヤリのダウンサイジング系エンジンの1種といえなくもないが、燃料噴射装置は古典的なポート式である。それでも2000rpmも回っていれば、1100kg強のスモールボディをパチンコ玉でも弾くように加速させるあたりは、いかにも現代風の柔軟性を感じさせる。
しかし、それ以上に嬉しいのは、6000rpm強のレブリミットまでトルクやレスポンスの落ち込みを感じさせずに、一気に吹けるところだ。最近の直噴ターボは5000rpmくらいでアタマ打ちとなり、中速域でグイグイ走らせようとするタイプが多いが、アバルトのそれは回しがいのある(いい意味で)古典的な味わいを残す。
この最新595コンペティツィオーネのエンジンが、従来よりもひとまわりパンチを増しているのは明らか。1年以内くらいに従来型の経験があれば、新型のパワー&トルクアップに気づくだろうな……くらいの体感差はある。
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