新型「プレリュード」もまた“買えない”クルマになるの? ネット民の不安と販売店の見解が微妙に食い違う理由
掲載 carview! 文:ピーコックブルー 217
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一方、ある業界関係者は「シビック タイプRほどの争奪戦にはならないと思う」としたうえで、次のように話します。
「2+2のレイアウトをもつ2ドアクーペの新型プレリュードは、実用性の面からユーザーを選ぶモデルです。
>>+2の後席とは? 新型プレリュードの内外装をギャラリーで見る
クーペらしい流麗なスタイリングに魅力を感じるユーザーは多くても、実際に購入できるのはひと握りです。
また、新型プレリュードの価格は500~600万円程度になると見られるため、若いユーザーもターゲットにはなりにくいと思います。
その一方で、新型プレリュードはいわゆる限定モデルではないため、将来的に価値が大きく向上するほどの希少性は期待できません。
そう考えると、新型プレリュードはトヨタ『GRスープラ』のような位置づけになると考えられます。
つまり、話題性のあるモデルではあるものの、予算の問題さえクリアできれば入手すること自体は難しくないモデルという位置づけです。
もちろん、日産「フェアレディZ」のように、2ドアクーペのスポーツモデルでありながら、発売直後から入手困難な状態が続いた事例もあります。
しかし、フェアレディZが長納期となった背景には、コロナ禍による部品不足にくわえ、塗装に関する生産上のトラブルがあったとされています。それらを差し置いたとしても、フェアレディZにはほかのモデルへの転用が難しい専用のプラットフォームが採用されていることや、生産工場が栃木工場のみであるという点から、生産台数を増やしにくいという事情がありました」
(次のページに続く)
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