【どっちが好み?】間口の広い「GRカローラ」か硬派な「シビックタイプR」か…色々比較し見えた共通点と相違点
掲載 carview! 文:鈴木ケンイチ 92
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GRカローラの特徴は、「GRヤリス」と同じ、1.6L直列3気筒インタークーラー・ターボ・エンジンと、スポーツ4WDシステム「GR-FOUR」を搭載する点です。WRCなど、ラリーで大活躍するトヨタらしく、ラリー車と同じ4WDオンリーというのがGRカローラの最大の特徴でしょう。
また、今回の進化版では、従来の6速MTに加え、8速ATを新たにラインアップしているのもトピックとなります。さらに日本仕様には、専用セミバケットシート、ウルトラスエードのステアリングやシフトノブ、ELR付3点式レッドシートベルトといった、内装をスポーティに仕上げる「スポーツパッケージ(25万3000円)」が用意されています。
GRカローラの車両価格は、6MTで568万円、8ATで598万円になります。
そんなGRカローラに対し、シビックタイプRは、これまでドイツのニュルブルクリンク・サーキットにおいて、欧州ブランドのスポーツ・ハッチバックたちと「FF(前輪駆動)最速」の座を争うなど、リアルでの速さにこだわっているモデルです。
ですから、最新モデルも当然FF仕様のみ。さらにはミッションも6速MTのみ。“硬派そのもの”というキャラクターです。
ただし、2022年に発売になると注文が殺到し受注停止に陥りました。現在は、2025年1月に追加された「レーシングブラックパッケージ仕様」のみの受注となっていますが、どうやらこちらもすでに販売枠が埋まってしまったとの噂です。なおこのレーシングブラックパッケージは、専用シートやウルトラスエード内装などを加えた“インテリア向上仕様”で、価格は599万8300円です。
価格的には、6MT同士であれば、GRスポーツのスポーツパッケージ付きと、シビックタイプR レーシングブラックパッケージで比べると、ほぼ同じとなります。
(次のページに続く)
>>「GRカローラ」と「シビックタイプR」を写真でチェックする
◎あわせて読みたい:
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