アウディ S5 カブリオレ 豪華とスポーツの共存
掲載 更新 carview! 文:河口 まなぶ/写真:中野 英幸
掲載 更新 carview! 文:河口 まなぶ/写真:中野 英幸
正直、「いくら何でもトゥーマッチだろ?」と思った。
クーペをベースにした4座オープンというだけで贅沢なのに、このモデルときたら「S」の称号まで与えられ、いわゆる“ぜんぶ載せ”なボリューム感に溢れている。特別なスポーツモデルでカブリオレで…欲張り過ぎではないか。
リモコンキーの開錠ボタンを一度押して、すぐにもう一度押しっ放しにする。するとS5カブリオレはトップを脱ぎ始め、ひと際エレガントな香りを振りまく。クローズドでも雰囲気は十分にあるが、やはりオープンが本来の姿だ。それでも「なぜにS5?」の疑問は付きまとう。エレガントであればあるほど「スポーツモデルの必然性はあるのか?」と。
走り出すと納得…ともいかない。それどころか悩ましさが増してくる。S5カブリオレは“S”の称号から想像するよりはるかにコンフォータブルでしなやかな乗り味を披露する。正直、“S”の称号は要らないのでは? この素晴らしい乗り味と走り味の前に、そんなことはどうでも良くなるからだ。
しかし、4座オープンならではの豊かな感触に包まれて走ると、こういう良さは大人じゃないと判らないだろうな、とも感じた。そこでふと、自分が40歳を過ぎたことを思い出した。すると、「なるほどそういうことか…」という思いが頭をもたげてきたのだ。
S5カブリオレはまさに僕のような40代の前半にこそ相応しいクルマなのではないか? それなら「S」の称号が与えられながらもコンフォータブルな乗り味にも納得が行く。果たして何が「なるほど納得」なのか?
ログインしてコメントを書く
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
絶好調、小椋藍。表彰台目前の4位と元王者への追跡劇に「これ以上ないくらいに最高!」/第1戦タイGP スプリント
【ポイントランキング】2025年WEC第1戦カタール終了時点
まさかの[巨大スライドドア]採用!! トヨタを大きく変えた[ポルテ]の凄さって
【詳細データテスト】マセラティ・グラントゥーリズモ EVらしからぬ好ましい挙動 航続距離は足りず
バカ売れ間違いなし!? ホンダ[N-ONE e:]は一番人気のEV[日産サクラ]と対決実現なるか!!
ドイツにも「テスラ信者」が…「BEV以外は悪」という高学歴エリート一家のクルマ買い替え相談にのってはみたものの…【みどり独乙通信】
フェラーリの懸命な取り組みが歴史的な1-2-3に貢献。終盤には「愚かな結末」を回避する指示
【フル充電で700km】10分充電で300km走る新型ボルボ ES90、3/5に発表
なぜ視界が悪くなるのにリアウインドウを小さくした? 元祖「ビートル」のディテールを現代のVW「ザ・ビートル」で徹底再現したら…
2025年版 高性能&コスパに優れた中国車 10選 かつてないほどの進化、欧米車にも負けず劣らず
「カウンタック」や「ミウラ」の価値を守る「ポロストリコ」が創設10周年! ランボルギーニのレストア部門主催の2025年イベントに目が離せない!
ピュア&ドラマチック ロータス340R ルノー・スポール・スパイダー(2) 軽いシャシーへハマる
【あの頃、新しい高級車が誕生した】初代「セルシオ」は “源流主義”で欧州サルーンに対抗
【ほぼ魔法の絨毯】乗り心地良好の「レヴォーグ レイバック」 気になるのは燃費とデザイン
ホンダ「エレメント」に復活のウワサ。斬新すぎた“オシャレ系観音開きSUV”は再び登場するのか?
今なら1年以内で届く! 「フェアレディZ」長納期解消も、あと数ヶ月で受注を停止しそのまま終焉の可能性
【現地フォトあります】高性能BEV「ミニ JCW E」&「ミニ JCW エースマン E」追加 人気ブランドの後押しとなるか?
【発表は8月が濃厚】レクサス「LFA後継モデル」はV8ハイブリッド搭載でGRとの二本立てに?
【朗報】レクサス「RX」一部改良。静粛性向上&走りが深化…668万円~と値上げ幅は小幅に留まる
打倒「アルファード」への秘策は? 26年度登場の新型「エルグランド」は日産復活の起爆剤となるか
【なんと5年間“充電代無料”】テスラ「モデルY」を旧型在庫一掃セールで買う価値あるのか?
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!