FFか4WDか? 150psか190psか? 新型ミニ・クロスオーバーのベストグレードを考える
掲載 更新 carview! 文:佐野 弘宗/写真:篠原 晃一
掲載 更新 carview! 文:佐野 弘宗/写真:篠原 晃一
ともに2世代目に移行した最新型は、普通のミニとは異なるプラットフォームを土台とする。同プラットフォームはBMW X1などと共通のCセグメント専用設計である。ハードウェア的にはX1との類似点が多いクロスオーバーは、2670mmというホイールベースもX1と同寸だが、オーバーハングをギリギリまで削り取る……というミニの基本文法のおかげで、全長はX1比で約15cmも短い。結果として4.3m強になった全長は、Bセグベースが主流のコンパクトSUVクラスといえなくもない。
そういえば、こうした贅沢なCセグ骨格を使ったコンパクトSUVは最近になって矢継ぎ早に市場投入された。現在国産ベストセラーとなっているトヨタC-HRや先日国内発売されたアウディQ2も、その意味では新型クロスオーバーと同様の成り立ちである。
ホイールベース2670mmといえば、VWゴルフなどのCセグハッチバックでもかなり長い部類に入り、そこに天地が長いSUVボディを載せたクロスオーバーの室内は素直に広い。先代では“4+1”的だった座席レイアウトも、新型ではきちんと大人5人が座れるようになり、後席にスライド機構も追加。本格的なレジャーグルマとしての資質も確実に上がっている。
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