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BMW i8プロトタイプ。今度は清水和夫が報告

BMW流ハイブリッドはサラブレット

1998年のデトロイトショー。BMWブースは水素エンジンを次世代自動車のパワープラントと位置づけていたが、アメリカの記者が噛みついた。

-ハイブリットや燃料電池車が注目されているがBMWは作らないのですか?

-BMWはハイブリットにはまったく興味がありません。BMWはサラブレットですから。

当時のBMWのトップであったライツレーCEOは明快に答えた。BMWは当時のハイブリッド技術では燃費は向上できても、走りを我慢することになると判断していた。裏を返すとサラブレットに相応しいハイブリッド技術を開発することがBMWの考えであった。

10年後の2008年、BMWはGMやメルセデスと提携しながら2モーターのフルハイブリッドをX6で開発し、1モーターハイブリッドを7シリーズで実用化した。その後、GMやメルセデスとの提携は解消され、1モーターハイブリッドを独自で開発することになった。昨年登場した新型3シリーズは同社としては初めて車輌開発の初期段階からハイブリッドを視野に入れ、バッテリーの搭載位置などにBMW流の工夫が見られる。サラブレットのハイブリッド車が完成したのである。

2011年秋にはトヨタと包括的な技術提携を発表し、2012年にはスポーツカーや燃料電池、あるいは次世代バッテリーなどの分野でも共同開発すると発表した。お互いの得意分野をシェアしようという作戦だ。BMWは水素エンジン技術はお蔵入りさせたが、トヨタの水素燃料電池技術を使うことが決まっている。サラブレットな燃料電池車が誕生するのが楽しみだ。

その一方で、BMWはハイブリッド車の次にくる次世代車の開発にも余念がなかった。カーボンボディとモーター駆動を組み合わせた新しい「i」シリーズをブランドとして立ち上げ、EVの「i3」に続いて、プラグイン・ハイブリッド(PHEV)の「i8」が今年のフランクフルトショーでワールドプレミアされるのだ。プロトタイプの試乗会が南フランスのBMWテストコースで開催されたのでレポートしよう。

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