米から逆輸入されるトヨタ車の本命が「カムリ」の理由は「パトカー需要」という説。「ハイランダー」や「タンドラ」の可能性は？

トヨタ ハイランダー

大本命は3列SUVの「ハイランダー」か

ある業界関係者は、日本へ輸出される可能性の高いモデルについて、次のように推測します。

「この取り組みの目的が、米国の対日貿易赤字削減にあるのであれば、それなりの台数を輸出する必要があります。

そう考えたとき、もっとも高いハードルとなるのがハンドルの位置です。米国で販売されるクルマは原則として左ハンドル車であるため、そのままでは右ハンドル車が主流の日本で多くの台数は期待できません。

一方、日本と同じく右ハンドル車が主流のオーストラリアでは、米国で生産されたいくつかのモデルが輸入されています。

具体的には、かつて日本でも販売されていた『クルーガー』が、米国生産のモデルとなっています。これは、米国内では『ハイランダー』という名称で販売されている3列シートSUVです。

つまり、ハイランダーはすでに右ハンドル仕様が生産されており、米国から海外への輸出実績もあるというわけです。

そのように考えると、ハイランダーは日本国内へ導入される米国産トヨタ車の大本命と言えそうです。ただ、ハイランダーの現行モデルは2019年に登場しており、そろそろ新型モデルの登場もうわさされています。

そのため、実際に導入されるのは2026年以降に登場すると言われている新型モデルかもしれません」