米から逆輸入されるトヨタ車の本命が「カムリ」の理由は「パトカー需要」という説。「ハイランダー」や「タンドラ」の可能性は?
掲載 carview! 文:ピーコックブルー 50
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一方、前出のある業界関係者は「ハイランダーとタンドラだけでは、必要十分な販売台数を担保できない可能性が高い」としたうえで、次のようなアイデアを語ります。
「一定の販売台数が見込まれるのであれば、米国内の工場で右ハンドル仕様の生産がおこなわれる可能性はあります。
そこで考えられるのが、カムリです。日本でも長らく販売されていたカムリですが、2024年に登場した現行モデルは日本に導入されていません。
日本国内のセダン不況を考えるとやむを得ない部分もありますが、いわゆる『セダンらしいセダン』を求めるユーザーは少なくありません。
また、カムリを導入することにより、日本全国に約4万台存在するというパトカー市場をターゲットにすることができるかもしれません。
これまで日本のパトカーの大部分はトヨタ『クラウン』が担ってきましたが、SUVを中心としたモデル群に生まれ変わった現行シリーズでは、必要な条件を満たすことが難しいとされています。もし、カムリがパトカーとしての条件を満たすことができるのであれば、向こう数年にわたって一定の販売台数を見込むことができます。
これが実現すれば、米国内で生産されたトヨタ車を日本へ輸出するという前代未聞の取り組みが、トヨタにビジネス上のメリットが生まれるかもしれません」
2025年11月15日から同16日にかけて開催されたスーパー耐久シリーズ第7戦では、ハイランダー、タンドラ、そしてカムリの3モデルが会場となる富士スピードウェイに展示されました。
現時点では、これらの3モデルの国内導入についての公式なアナウンスはなく、トヨタからのさらなる発表が待たれます。
(終わり)
(写真:トヨタ、レクサス)
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