EV専用ではなく“ハイブリッド主力”で北米へ。トヨタが1兆5000億円を追加投資し、静かに進める電動化の実像
掲載 carview! 文:APOLLO NEWS SERVICE 3
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今回の追加投資発表は、単なる設備拡充にとどまりません。米国における自動車産業の再編や電動化に伴う地域経済の変化を象徴する動きともいえます。
トヨタはすでに北米各地で生産体制を整えており、ノースカロライナ州の新工場はその中でも「電動化の中核」となる存在です。
バッテリー生産の現地化は、原材料の調達やサプライチェーンの最適化を図るうえでも重要な要素です。これにより、為替や輸送コストに左右されにくい安定供給を実現し、各モデルの生産効率を高める狙いがあります。
一方で、トヨタはハイブリッドを中心とした「多様な選択肢」の提供を引き続き強調しており、EV一辺倒ではない現実的なアプローチを続けています。アメリカの製造業振興政策や、州ごとのインセンティブが追い風となる中で、トヨタの今回の決断は戦略的にも大きな意味を持ちます。
トランプ前大統領が「トヨタは100億ドルを投じ、全米に工場を建設する」と述べていたとおり、同社の米国内生産拡大は長期的視野で進められており、今回の発表はその一環にあたります。
電動化の波が世界的に広がるなか、トヨタの米国投資は、同社のグローバル戦略においても節目となる動きといえます。
(終わり)
(写真:APOLLO NEWS SERVICE、トヨタ)
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