ランクル250、ガチのライバルはどれ? 〇と×もまとめてみた
掲載 更新 carview! 文:ピーコックブルー 89
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2023年8月、トヨタは新型「ランドクルーザー250」を世界初公開しました。
<写真:ランドクルーザー250>
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「ランドクルーザーの中核モデルとして、質実剛健を追求し、お客様の生活と実用を支えるという原点に回帰」したというこの新型車は、「ランドクルーザープラド」の事実上の後継車として、多くのユーザーの注目を集めています。
そんなランドクルーザー250の最大のライバルとなるのは、やはり「兄貴分」である「ランドクルーザー300」が有力かもしれません。
<写真:ランドクルーザー300>
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また、実際にはオンロードでの走行がほとんどというユーザーが多いことを考えると、「トヨタ RAV4」や「スバル フォレスター」といった、いわゆる「タフ系」のクロスオーバーSUVと比較検討されることも多そうです。
<写真:RAV4>
<写真:フォレスター>
一方、ボディの大型化や高機能化による価格上昇があることを考えると、そのライバルは国産クロカン/SUVのみならず、輸入車にも広がる可能性が高いと見られます。
そのなかでも、有力なライバルになると考えられるのが、「ランドローバー ディフェンダー」です。
<写真:ディフェンダー>
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ディフェンダーの歴史は古く、その起源は1948年に登場した「ランドローバー シリーズ1」にまでさかのぼります。
<写真:先代ディフェンダー>
高級志向のモデルが多いランドローバーにおいて、無骨なデザインと本格的な悪路走破性能を持つディフェンダーは、ランドクルーザーシリーズと重なる部分も少なくありません。
長らく基本設計を変更してこなかったディフェンダーですが、2020年に初のフルモデルチェンジが敢行され、あらゆる部分が現代的に刷新されました。
新型では、先代をオマージュした丸型のヘッドライトが愛らしい印象を与える一方、その圧倒的な走破性や堅牢性は先代をもしのぐものとなっています。
さらに、現代的なクロカンらしく、最新のデジタル装備や先進安全運転支援システムも大きな魅力です。
また、ディフェンダーには、ホイールベースの長さに由来する「90」「110」「130」という3つのボディタイプがラインナップされています。
このなかでは、最もベーシックな「110」がランドクルーザー250の直接のライバルになると考えられます。
<写真:ディフェンダー90 / ディフェンダー110 / ディフェンダー130>
ランドクルーザー250のボディサイズは、全長4925mm×全幅1980mm×全高1870mmとひと回り大きくなっています。
一方のディフェンダー110のボディサイズを見ると、全長4945mm×全幅1995mm×全高1970mmとランドクルーザー250をさらに上回っています。
<写真:ディフェンダー110>
ただ、どちらも日本の道路環境からすれば大柄なボディであることに変わりはなく、取り回しには一定の技術が必要となることは言うまでもありません。
次に、それぞれのパワートレインについて見てみましょう。
ランドクルーザー250には、2.7リットルの直列4気筒ガソリンエンジンと2.8リットル直列4気筒クリーンディーゼルターボエンジンが設定される予定です。海外仕様にはガソリンおよびディーゼルのハイブリッド車も設定されるようですが、国内への投入は不透明です。
対するディフェンダー110には、2リットル直列4気筒ガソリンエンジンとマイルドハイブリッド仕様の3リットル直列6気筒ディーゼルエンジンが設定され、さらに2023年4月からは5リットルV型8気筒エンジンも追加されています。
いずれも特徴のあるパワートレインが搭載されていますが、特徴のあるエンジンという意味では、ディフェンダー110に軍配が上がるかもしれません。
ただ、ディフェンダー110は、やはり価格面がネックとなりそうです。
2023年9月現在、ディフェンダー110は最も手頃な「SE」で836万円、上級グレードの「X」では1265万円、5リットルV型8気筒エンジンを搭載している「V8」では1588万円となっています。
もちろん、価格相応の機能や装備が備わっているものの、かなり高額なモデルであることは否めません。
また、急激な為替変動などの影響から、2023年10月以降の納車・登録については16万円の「製造・海上輸送緊急特別サーチャージ」が発生する点にも注意が必要です。
ランドクルーザー250の価格については未公表となっていますが、ランドクルーザー300よりも多少割安な500~700万円程度になることを考えると、両車の価格帯はやや異なります。
ただ、最上級グレードのランドクルーザー250とベーシックなディフェンダー110は価格も近く、比較検討される可能性は十分にあると言えそうです。
<写真:ランドクルーザー250>
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そのルックスや成り立ちが近いランドクルーザー250とディフェンダー110ですが、実は価格以外にも大きな違いがあります。
それは、ランドクルーザー250が「GA-Fプラットフォーム」によるラダーフレーム構造を採用しているのに対し、ディフェンダー110は一般的な乗用車と同様のモノコック構造となっている点です。
いわゆるクロスオーバーSUVが全盛となっている現代において、ランドクルーザーシリーズや「スズキ ジムニー」、あるいはメルセデス・ベンツ Gクラスなどが「本格派のクロカン」として一目置かれている理由は、それらがラダーフレーム構造を採用していることにあります。
<写真:ジムニー>
<写真:Gクラス>
つまり、ラダーフレーム構造を持っていることがクロカンの証であり、クロスオーバーSUVとの明確な違いととらえられています。
もちろん、燃費やコスト、乗り心地の良さといった面で、モノコック構造のメリットは少なくありません。さらに言えば、ほとんどのユーザーは、ラダーフレーム構造でなければならないような利用をすることがないのも事実です。
また、ディフェンダーシリーズには最新の電子制御システムが搭載されており、実際には必要十分以上の悪路走破性能を備えています。
ただ、ランドクルーザーシリーズやディフェンダーを求めるユーザーのなかには、「ラダーフレーム構造であること」を重視する場合も多いと言われており、その点が評価のわかれるところになるかもしれません。
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<終わり>
写真:トヨタ、スバル、ジャガー・ランドローバー、スズキ、メルセデス・ベンツ
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