豊田会長が石破首相に打診した“衝撃の提案”の真意。なぜ識者は「トヨタはトランプよりも交渉がしたたか」と語るのか
掲載 carview! 文:ピーコックブルー 70
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ある業界関係者は、トヨタのこうした提案の真意を次のように分析します。
「まず、米国で生産されているトヨタ車を日本に輸入するという話については、トヨタの胸先三寸で決められる内容であることから、実現可能性は比較的高いと思います。
アメリカにあるトヨタの工場では、『カローラクロス』や『RAV4』などの日本でも販売されているモデルも生産されています。
しかし、これらのモデルを輸入すると、日本国内で生産される同モデルと仕様や価格の違いが問題になることは確実です。
そのため、もし日本に輸入するのであれば、『タンドラ』や『タコマ』のような米国向けのモデルになると思います。
>【北米で生産】トヨタが“逆輸入”するかもしれない人気モデルとは?
これらのモデルは、多くの販売台数を期待することはできないかもしれませんが、日本車離れした日本車として、大きな話題となるかもしれません。
また、一部のマニアに向けたモデルという位置づけであれば、多少価格が高かったり、あるいは左ハンドルであったりしても、それほど問題にはならないと思います」
(次のページに続く)
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