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【コスパ最強勝負】ホンダが放つ刺客こと「WR-V」最強のライバルは「カローラクロス」だ!

ホンダが来春、国内で発売予定の新型コンパクトSUV「WR-V」。

既存のエントリーSUV「ヴェゼル」を下回る、200万円前半からの車両価格、それでいて余裕あるボディサイズと、誰しもつい食指が動いてしまいそうなモデルだ。

<写真:ヴェゼル>

そこで今回は、WR-Vの成り立ちを簡単に紹介したうえで、ライバル比較も含めて今わかっている情報をじっくりチェックしていこう。

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サイズは・・・

まず、ボディサイズは、Bセグメントの中でかなり大きめ。

具体的には全長4312mm×全幅1790mm×全高1650mm(海外仕様)と、ヴェゼルの4330mm×1790mm×1580mm(代表的グレード。以下同)に比べると、全長こそ18mm程短いものの、全高が70mmも高いため、見た目のSUVらしさや迫力感はなかなかのもの。

ちなみに、コンパクトSUVで目下売れまくっているトヨタの「ヤリスクロス」と「ライズ」はそれぞれ、4180mm×1765mm×1590mm、3995mm×1695mm×1620mmだから、WR-Vはひとクラス上と見てもよい。

<写真:ヤリスクロス>

<写真:ライズ>

また、WR-Vの大きめのボディはラゲッジルームにも生かされており、458Lという荷室容量は、ホンダによるとクラストップレベルとのことだ。

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価格は・・・

そして、もうひとつWR-Vの注目ポイントとしてホンダがアピールしているのが、リーズナブルな価格設定。

今のところグレードごとの具体的な価格は発表されていないが、スタート価格は、200万円台前半とされる。

ただ、ヴェゼルも最廉価のガソリン車「G」(FF)は239万9100円なので、単にスタート価格が低いだけではWR-Vの存在意義が薄れてしまう。

WR-Vが驚異的なのはラインアップ全体として低価格化が図られていることで、最上級グレードでも250万円を下回る戦略的な値付けになるという。

<写真:WR-Vのインパネ>

<写真:WR-Vのインテリア>

こうしたWR-Vの価格設定を実現する理由が、開発および生産体制とパワートレーン等の徹底した合理化だ。

開発はタイのホンダR&Dアジアパシフィックで行われ、生産はインドの現地法人が担う。

そして、パワートレーンはハイブリッド(HV)を設定せず、純ガソリン車のみ。

さらに、駆動方式もSUVながらFFだけという割り切った仕様となっている。

つまり、日本および新興国でのデイリーユースに特化し、低価格化を成立したといえそうだ。

比較検討車種NO1は・・・

ここで、WR-V検討中の方にぜひ比較してほしいのが、トヨタの「カローラクロス」。

<写真:カローラクロス>

というのも、カローラクロスは、まずタイで生産および発売(現在は国内でも生産)が始まったグローバルカーで、ボディサイズの割に相対的にリーズナブルな価格もWR-Vと類似しているからだ。

なお、カローラクロスにはHVもあるが、ここで比較対象とするのは、より廉価な純ガソリンモデル。

具体的には中間グレードの「G」のFF車(241万円)とする。

まず、ボディサイズについては4490mm×1825mm×1620mmのカローラクロスが、全高以外、明確にWR-Vを上回っているが、カローラクロスは一つ上のCセグメントに属するので、これは当然と言えば当然。

荷室容量もカローラクロスが487LとWR-Vを上回るが、セグメントの差を考えればWR-Vも大健闘と言えるだろう。

<写真:WR-Vの荷室>

価格はおそらくWR-Vの上級グレード「Z+」とカローラクロスの中間グレード「G」が同等程度と予想される。ちなみに既に公表されているWR-Vの予防安全装備もほぼ同等だが、ACCは全車速追従型が標準装備されるカローラクロスに対して、WR-Vは停止まではサポートされない模様だ。

また、パワートレーンはWR-Vが1.5L、カローラクロスが2.0Lとなっており、パワーや燃費にはある程度差が出そうだ。

エクステリアデザインは、乗用車的なルックスのカローラクロスに比べ、WR-Vはラギッドな印象のSUVらしいスタイリングだから、この辺りの好みで決めてしまっても良いかもしれない。

なお、WR-Vはデビュー直後の納期長期化が予想されるが、カローラクロスもネット上では半年近い納期と言われており、ここでもさほど差は付かないだろう。

ということで今からデビューが待ち遠しいホンダWR-V。おそらく来春の発売まで装備などの詳細や価格が徐々に明らかになるだろうから、今後の動向も注目していきたい。

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<終わり>

<写真:ホンダ、トヨタ>

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