ジャガーXJとXF 2013モデルにショート試乗

一方、XFは…

一方、エントリーモデルのXFもXJ同様、V8の代わりにV6スーパーチャージャー、V6自然吸気の代わりに2リッターターボを搭載。

こちらは前者の3リッターV6ターボに乗って見たけど、当然のことながら非常にジャガーらしくスポーティ。ボディはボンネット以外はアルミではなく、ほぼスチールだから車重も1.8トン以上とXJより重いくらいだけど、下からトルクがタップリと出てきて、速いし、全体にソリッド。

それと実は2011年にフェイスリフトして、ヘッドライトのカタチが大きく変わってたんだけど、やっぱり新しい方がいいね。より無駄なディテールがなくなり、スッキリとした。

もちろん今のジャガーは、全体的に昔の「古めかしさ」をいきなり何十年ぶりに捨て去った超意欲ラインだから、なかなか新しい客が付いていけないのもわかる。

だが、時代の王道を行くモダンかつエレガントなスタイルに加え、あくまでスポーティなハンドリング、良質な乗り心地や質感というポイントはまるで変わらない。

クルマ好きの男が、いつ乗っても満足できるブランド。そういう意味でのジャガーは、ますます研ぎ済まされているのだ。イマ風にね。