シリーズ最強の256ps! アウディS3に試乗
掲載 更新 carview! 文:島下 泰久/写真:中野 英幸
掲載 更新 carview! 文:島下 泰久/写真:中野 英幸
直列4気筒2リッター直噴ターボという構成は2.0TFSIクワトロと同じながら、明らかにチューニングの度合いが高められたエンジンは、アイドリング時からいかにも排圧の高そうなエグゾーストノートを響かせる。アクセルを踏み込むと、低速域からトルクは充実。それをSトロニックがダイレクトにタイヤへと伝達すると、クワトロだけに4輪を空転させることなく蹴飛ばされたかのようなダッシュを披露する。この一連の反応のソリッドさが、走り出した瞬間から質の高いスポーツ性を意識させる。
豊かなトルクが迫力のサウンドとともに速度を引き上げ、Sトロニックが矢継ぎ早の変速を繰り返していくうちに、速度計の針はあっという間に盤面の右半分へと達してしまう。フラットボトム形状のステアリングホイールにはシフトパドルも備わっているが、これだけ全域で力がみなぎっていると出番は少なそうだ。
直列4気筒エンジンとはいえ車重の60%が前輪に載っているだけに、期待したほどノーズの動きは軽快ではない。しかし、従来の前輪が滑り出したら後輪にもトルクを伝えるというロジックではなく、最初から後輪に力を振り分けることができる最新のハルデックス式クワトロのおかげで、立ち上がりでは前から引っ張るだけでなく、後輪も押し出すような感覚がハッキリと増している。FR的とまでは言わないものの、感触はそれに近づいていて、トータルで見るとよりニュートラルに近い感覚でコーナーを切り取れるのである。
基本的にはオン・ザ・レールで、クルマと格闘して走らせるようなキャラクターではないのはアウディ全車に共通していて、S3スポーツバックも例外ではない。しかし、ひたすら安定しているだけでなく、気持ちよく曲がる特性は、高速での長距離移動だけでなくワインディングロードだって十分楽しませてくれそうだ。
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