エスカレード アメリカにしか作れない高級とは
掲載 更新 carview! 文:小沢 コージ /写真:菊池 貴之
掲載 更新 carview! 文:小沢 コージ /写真:菊池 貴之
実物を目の当たりにすると、ホントにデカい。初めてプロ野球選手をナマで見た時のようだ。クルマというより、家が動いているような感じで単純に「アメ車ってスゲェなぁ~」という典型的感慨に浸れる。
同時にココが凄いのだが、やたらゴージャス! でもある。メッキの使い方と、造形そのモノに独特の品があって、いかにもアメリカンセレブが好みそう。言ってみれば、ブルガリっぽいイメージかもしれない。
実際、パリス・ヒルトンにウィル・スミスにデビッド・ベッカムにエミネムなどがこぞって乗っており、それも分かる気がする。この“ごっつゴージャス”な感じって意外に他に無いのだ。ハマーではワイルド過ぎるし、普通のキャデラックセダンだとなんだが既存のワクにハマってる気がする。
要するにエスカレードは“ハズシ”なのである。そもそもキャデラックセダンはアメリカのサクセスの象徴で、02年生まれの2代目エスカレードの時代に、アメリカ庶民の足であるピックアップトラックの上に、キャデラックらしいゴージャスボディを載せたエスカレードが生まれた。その存在自体がサクセスストーリーであり、独自の高級なのにワイルド…というテイストを生み出したのである。
インテリアも豪華だ。シートは、着脱式のサードシートを備えた3列パターンで最大7人乗り。シートすべてが大柄で標準でレザーシート。990万円の「プラチナム」を選ぶと、上質な本革テハマレザーのフロント&セカンドシートが備わり、インパネ上部やドア上部も革張りとなり、本格的なウッドパネルとアルミトリムパネルも付く。どこを触っても本物のマテリアルばかりだ。
そのほかデュアルステージエアバッグやカーテンサイドエアバッグ、ブレーキアシスト、リアビューカメラやタイヤ空気圧モニターなどのハイテク安全装備は全車標準だし、シートヒーターやステアリングヒーター、パワーリフトゲートが標準。ヒート&クールカップホルダーや電動サンルーフなどが上級グレードの「プラチナム」に付く。ついでにドアを開けるとせり出してくるパワーリトラクタブルアシストステップなんかも妙にアメリカンセレブ的だ。
要はタキシードを着たまま、プロレスを行うような独特のムードを作り出せるのがエスカレードの凄さなのだ。
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