好調ボルボの原点が見られる本社ミュージアムで歴史を飾る重要モデルを堪能した

ボルボ社の第一号車「OV4」

1927年4月14日に誕生したボルボ社の第一号車。OV4（ウィ・ブイ・フォー）とは「オープン・ワーゲン 4シリンダー」を意味する。サイドバルブ式の直列4気筒エンジンは1944ccの排気量から28bhpを発揮。ボディには木製フレームが採用されていた。年間1000台を目標に作られたが、実際は293台しか作られなかった。「Jakob（ヤコブ）」の愛称で親しまれた。

OV4の売れ行きから考えても、始まったばかりのボルボはまだ自動車メーカーとして高い評価を受けていなかったようだ。しかし一方でバスやトラックといった商用車製造が会社の経営を支え、これが第二次大戦時くらいまでの主力となっていた。ミュージアムにはそのベースとなる「LV40」を、ピックアップトラックやバスに改良した車輌が展示されていた。

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