随所にマツダ思想を反映させたCX-8は多人数乗車モデルの魅力を再定義する
掲載 更新 carview! 文:岡崎 五朗/写真:小林 俊樹
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マツダの国内フラッグシップであるからには、走りでも手を抜けない。とくに静粛性と乗り心地には徹底的にこだわったという。実際に走り出すと、たしかに静かさに驚く。エンジンはもちろん、風音やロードノイズがかなり低く抑えられているのだ。加えて、人の声に近い周波数のノイズを選択的に抑え込むことによって、会話のしやすさを向上させたという。実際、運転しながらサードシートに座っている人と会話をしてみたが、声を張らず、ごく普通の声量で十分にコミュニケーションがとれた。
ドライブフィールはCX-5とは方向性がやや異なる。思い通りに操れる感覚の追求という意味では同じだが、大きく重くホイールベースも長いこと、また上質感を重視したキャラクターであることから、よりどっしりした重厚感を伝えてくるのだ。これは走りだした直後から感じることで、CX-5から乗り換えたら1クラス上のクルマに乗っているかのような印象を受けるだろうし、逆にCX-8からCX-5に乗り換えたら、軽快でスポーティーなクルマだなと感じるはずだ。
とはいえ、決して鈍重ではない。重さがいい意味での上質感に結びついていると言えばイメージしやすいだろう。事実、ステアリング操作に対してノーズは遅れなく反応するし、コーナーでの安定感やステアリングインフォメーションもしっかりしている。とにかく、運転していて後方に長いものを引きずっている感覚をまったく与えないのがCX-8の長所だ。快適な高速走行を終え、ワインディングロードにさしかかっても、ドライバーがプレッシャーを感じることはない。むしろ、イメージ通りのラインをきれいにトレースしていくハンドリングに気持ちよさを感じるはずだし、修正舵が少なくスムースに走るため、同乗している家族や友人もリラックスできる。
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