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マセラティ100周年イベント。歴史的名車が続々登場

マセラティ100周年イベント。歴史的名車が続々登場

最初のマセラティ車、ティーポ26の後期モデル、1929年ティーポ26B。2リッター直列8気筒のレーシングモデルである。

最初のマセラティ車は1919年に誕生

最初のマセラティ車が登場するのはここが手狭になって1919年に移転した、同じボローニャでもエミリア通りに面した2番目の広いガレージからで、時に1926年のことだった。そのクルマがマセラティ・ティーポ26で、1.5リッターDOHC直列8気筒エンジンを搭載したレースカーだった。しかもこのティーポ26、アルフィエリ自身がステアリングを握ってその年のタルガ・フローリオにデビューするや、シチリア島を舞台とするこの過酷な公道レースを総合8位で完走し、同時に1.5リッタークラスで優勝するという好成績を手に入れたのだった。こうして、レースフィールドにおけるマセラティの輝かしい歴史が始まる。

ここで話を2014年9月に戻すと、最初のガレージを出た僕らは、ボローニャの美術館に舞台を移し、マセラティ家の末裔お二人の話を伺った。エルネストの子息であるアルフィエリさんと、アルフィエリ亡きあとを継いでマセラティを率いたエットーレの子息、カルロさんである。お二人とも、すこぶる知的な雰囲気を持つ方だったのが印象深かった。

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