アウディR8スパイダーとQ2で現代版『私をスキーに連れてって』を実践!?
掲載 更新 carview! 文:小沢 コージ /写真:篠原 晃一
掲載 更新 carview! 文:小沢 コージ /写真:篠原 晃一
ドライの高速道に入ったら後はぶっ飛ばすのみだ。ソリッドな走行フィールを感じながら走らせていると、1~2時間ぐらいアッという間に過ぎてしまう。
運転に飽きたらドライブモードを変えるのもいい。日本では真価をすべては発揮できないが、ステアリング上の「アウディドライブセレクト」をダイナミックモードに変えれば、ギアが瞬時に一段下がってエンジントルクとレスポンスが上がるうえ、電子制御のマグネティックライドサスペンションが締め上げられ、タイトさが一段増す。言わばレース前に、スキーブーツのバックルを一段締め上げて緩みを無くしたような状態だ。公道がゆえに絶対的なスピードは出せないが気持ちは引き締まる。
ついでにR8スパイダー自慢の電動ソフトトップの恩恵もたっぷりと味わえた。雪山ワインディングで撮影中、雪の晴れ間に気持ちいいので屋根を開けたはいいけどものの10分で寒くなる。もちろんエアコンやシートヒーターで暖めれば問題はないが、やはり閉めたくなる。その点このスパイダーなら時速50km以下ならわずか20秒で開閉可能。好きなところで開け、好きなところで閉められる。
最新のモダンスポーツというのは、実にわがままかつ贅沢なものだということを実感した。というかムダで退屈な時間をキレイに取り去れることに驚いた。今後はおそらくバブル期の様に、高価なクルマを手に入れることによる自己実現といった夢は減っていくだろう。人の幸せは、皆が求めるいいクルマを買うことだけでは達成できなくなるからだ。かといっていいクルマも否定されることはない。それは確実に乗る人のライフを上質なものにするからだ。
ポップな実用SUVと研ぎ澄まされたモダンスポーツカーで雪山に行く。スノースポーツをゲレンデのみならず、行き帰りの移動の質までこだわる行為で、まるで夕食を最後のデザート1つに至るまでこだわるような贅沢だが、今後の幸せとは、もしやこういうことなのかもしれない。短い人生、マズくて退屈なものを味わっているヒマはないということで。
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