イグニス発売。スズキの世界戦略・軽量コンパクトクロスオーバー
掲載 更新 carview! 写真:菊池 貴之
掲載 更新 carview! 写真:菊池 貴之
スズキは1月21日、昨年の東京モーターショーでワールドプレミアされた新型コンパクトクロスオーバー「イグニス(IGNIS)」を日本発売した。世界的にSUVの需要が高まるなか、よりコンパクトな都市型クロスオーバーの市場をグローバルで狙う。FFと4WDが用意され、価格は138万2400円~177万8760円。
イグニスのボディサイズは全長3700×全幅1660×全高1595mm、ホイールベース2435mm。Bセグメントに属する同社の「スイフト」との比較では150mm短く35mmスリムな一方、45mm高い全高と50mm高い最低地上高で、アイポイントや走破性を高めている。
850kg(ハイブリッド MGのFF車)という軽量を実現したボディは、小型車向けに新開発した新プラットフォームを採用。シートフレームもプラットフォームの一部として超高張力鋼板を使うなど、軽量と高剛性にこだわる。同じく新設計のサスペンションも大幅に軽量化されているという。
4WD車はビスカスカップリング式で、通常は前輪寄りに駆動配分。急坂で7km/h前後に速度を自動制御するヒルディセントコントロールや、雪道やぬかるみで発進時のスリップを抑えるグリップコントロールなどが備わる。
欧州車ライクなエクステリアは、軽自動車「アルト」に通ずるシンプルな面構成をベースに、スズキの歴史的モデルのアイコンを引用しているのが特徴だ。エンジンフード脇のエアアウトレット風ガーニッシュは「エスクード」などから、大きなグリルにヘッドランプを配した構成や、Cピラー周りの造形は「フロンテクーペ」などをモチーフにしている。
インテリアは上部をブラック、下部をホワイトにしたコントラストカラー。ボディカラーに合わせてオレンジもしくはチタンカラーがアクセントで入る。リヤシートは左右独立してチルト&スライド可能で、後ろ側に引くと133L、前席側に引くと258Lの荷室容量がある。また、OP設定されるメモリーナビは「Apple CarPlay」に対応している。
エンジンは1.2L直列4気筒。オルタネーター(発電機)の代わりに、ISG(モーター機能付発電機)とリチウムイオンバッテリーを組み合わせる、スズキお得意のマイルドハイブリッドで、ISGは減速時の回生やアイドルストップ後のエンジン再始動、最長30秒のモーターアシストなどを行う。最高出力は91ps、最大トルクは118Nm、燃費はFFで28.8~28.0km/L/4WDで25.4km/L。
全車に先進安全装備の「セーフティパッケージ」がメーカーオプション設定される。ステレオカメラ方式で、対車両で約5~50km/h未満、対歩行者で約5~30km/h未満の自動ブレーキ機能、約60~100km/hでの車線逸脱警報、誤発進抑制機能などを実現する「デュアルカメラブレーキサポート」や、各種エアバッグが含まれている。
※写真は市販前の撮影用車両のため一部仕様が異なります。
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