“軽SUV”で不動の地位を築く「ハスラー」。デザイン、機能、走り…続々登場するライバルを圧倒し続ける理由とは？

スズキ ハスラータフワイルド

軽SUV市場で不動のポジションを築く「ハスラー」

2025年上半期（4〜9月）の軽自動車販売ランキングを見ると、SUVスタイルの軽自動車でトップに立ったのはスズキ「ハスラー」だ。2019年末の現行型登場から5年以上が経過しているが、その人気は依然として高く、4万3346台を販売。軽SUVの先駆者として確固たるポジションを維持している。

なぜハスラーはここまで支持され続けるのか。その理由を販売データとともに探っていく。

軽自動車の市場において、スズキ「ハスラー」は“遊び心”を提案したパイオニア的存在である。

初代登場は2014年。当時は「SUVテイストの軽ハイトワゴン」というジャンル自体が珍しく、登場直後からアウトドアブームと重なり大ヒットを記録した。現行型（2代目）は2019年末に登場し、すでに5年以上を経過しているが、依然として販売ランキング上位に名を連ねている。

2025年4〜9月における軽SUVカテゴリーでは圧倒的1位であり、全軽乗用車の中でも第5位という高いポジションを維持している。

上位4車種（「N-BOX」、「スペーシア」、「ムーヴ」、「タント」）はスーパーハイトワゴン＆ハイトワゴンであり、ハスラーはSUVテイストモデルのトップランカーといえる。

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