サイトトップへ

サイト
トップへ


現在位置: carview! > 編集記事 > 試乗記 > W12・610ps最速モデル GTCスピードに乗った!

ここから本文です

W12・610ps最速モデル GTCスピードに乗った!

スピードモデルの主張

その朝、ロンドンの中心部にある「デュークス・ホテル」で目を覚ました。今回、「コンチネンタルGTCスピード」での小旅行の出発点にこのホテルが選ばれたのには理由がある。「ウォッカマティーニを。ステアせずにシェイクで」という有名なセリフは、『007』の作者であるイアン・フレミングがこのホテルのバーテンダーから拝借したという説があるからだ。『007』といえばアストンマーチンを思い浮かべる人も多いだろうが、それは映画の中での設定。原作で作者がジェームズ・ボンドにステアリングを握らせたのは、ほかでもないベントレーなのだ。

濃い紅茶の香りと完璧なイングリッシュ・ブレックファストを堪能した後、純白のボディにダークティント加工されたグリルが映える「コンチネンタルGTCスピード」のキーを受け取った。ダークティント加工されたグリルや、クローム処理されたツインエグゾーストエンド/トランクリッドスポイラーなどが、このクルマがスピード・モデルであることを控えめに主張している。運転席に座ると、このクルマのもうひとつの魅力が目に飛び込んでくる。上質な革を奢ったシート、丁寧に仕上げられたウッドパネルといったパーツ一つひとつに、熟練した職人の技が垣間見える。

メカニズムにも、スピード・モデルを名乗るに相応しい変更が施されている。ローフリクション・ダンパーの採用により荒れた路面での乗り心地が向上しており、パワーステアリングのフィーリングもより確かなものに改良されている。加えて、レーダー式アダプティブクルーズコントロールシステム、カーボン・セラミック・ブレーキといった装備を選べるようになった。ただし、ストックの560psから610psへと向上した最高出力を受け止めるための補強は行なわれていない。実際、コンバーチブル・モデルで発生しやすいスカットルシェイクは最小限に抑えられているほどだから、フレームに手を加える必要は無かったのだ。

コメントの使い方

みんなのコメント

ログインしてコメントを書く

査定を依頼する

メーカー
モデル
年式
走行距離

おすすめのニュース

サイトトップへ

ログイン

中古車探しをもっと便利に

  • 中古車お気に入り管理
  • おすすめ中古車の表示

あなたにおすすめのサービス

メーカー
モデル
年式
走行距離

関連サービス

メールマガジン メールマガジン