ウラカン試乗。ランボ最新鋭の走りを味わう
掲載 更新 carview! 文:山崎 元裕/写真:ランボルギーニ・ジャパン
掲載 更新 carview! 文:山崎 元裕/写真:ランボルギーニ・ジャパン
残念ながらポールリカールでの試乗は叶わなかったが、そこに至るまでの約600kmのルートでは、アヴェンタドールと、そのロードスターの走りを体験することもできた。
カーボンモノコックや、新開発されたV型12気筒エンジンの搭載。さらにはプッシュロッド式サスペンションの採用と、デビュー時からさまざまな話題を用意し、そして実際にその走りでも大きな、というよりも衝撃的な驚きを提供してくれたアヴェンタドールだが、今回用意された、最新スペックともいうべき試乗車では、その熟成が確実に進んでいることに誰もが驚かされた。
ともかく最新のアヴェンタドールは、こちらもその動きがスムーズの一語に尽きるのだ。走行中にキャビン内で共鳴するサウンドからは、このモデルがモノコックを含め、全身ほぼカーボン製であることを再確認させられるし、ミッドのエンジンや、ウラカンとは対照的に、こちらはシングルクラッチ式を頑なに継承するミッションのフィールは、きわめてスパルタン。だがおそらくは前後のサスペンションの動きから、初期モデルで見られた角のようなものが消えたことに直接の理由があるのだろう、乗り心地も、そしてもちろんコントロール性にも、格段の進化が見られる。
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